JR

鉄道車両形式(車番)の秘密。

▼鉄道各社の車両形式については、各社とも考え方がいろいろあり、様々な方式があり、なかなか興味深いものがあります。一番有名で、代表的なものが国鉄及びJRの車番でしょうか。もっとも、国鉄が民営化してJR各社になっているので、国鉄時代の車番からの変更は多々あります。

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JR奈良線の103系@京都駅

▼上のJR奈良線の103系の車番は次のとおりです。クハ103ー185。これはどういう意味でしょうか。

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▼蒸気機関車や電気機関車などは除いて、国鉄以降の新性能電車の主な車両形式についてみてみると次のとおりです。

「クモ」 → 制御電動車(Mc)
「モ」  → 電動車(M)
「ク」  → 制御車(Tc)
「サ」  → 付随車(T)
「ロ」  → グリーン車(s)
「ハ」  → 普通車
「ヤ」  → 職用車(z)
「エ」  → 救援車(h)
「ル」  → 配給車(a)

▼形式数字は百の位、十の位、一の位でそれぞれの意味を持ちます。まずは、百位についてみてみましょう。

《百位》
1 → 直流・抵抗制御
2 → 直流・電機子チョッパ制御、VVVFインバータ制御等
3 → 直流・アルミ合金製車両等
4 → 交直両用・抵抗制御、電機子チョッパ制御等
5 → 交直両用・特殊用途
6 → 交直両用・VVVFインバータ制御
7 → 交流・抵抗制御、電機子チョッパ制御、サイリスタ位相制御等
8 → 特殊用途

▼続いては、十位についてみてみましょう。十位についてはJR以降かなり各社で変動があります。

《十位》 ※主に国鉄時代
0     → 近距離用・通勤形
1     → 近距離用・近郊形
2     → 近距離用・近郊形
3     → 近距離用・設定なし
4     → 事業用・非旅客(荷物車・郵便車)用
5・6・7 → 遠距離用・急行形
8     → 遠距離用・特急形
9     → 試験車

▼最後に、一位についてみてみましょう。これについても、例外は多少あるようです。

《一位》
(電動車)
奇数 → MM‘ユニット方式・主制御装置搭載車(M)
奇数 → 1M方式
偶数 → MM‘ユニット方式(M’)
(制御車)
奇数 → どちら向きにも使用可(東海道線・東京方:奇数、神戸方:偶数)
奇数 → 付随車

▼北陸線の特急サンダーバードの683系の例は次のとおりです。クモハ683ー5510。

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特急サンダーバード@金沢駅

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ク=制御車、モ=電動車、ハ=普通車、6=交直両用・VVVFインバータ制御、8=遠距離用・特急形、3=MM’ユニット方式・主制御装置搭載車、5510=車両番号 ということになります。

▼ちなみに、前に紹介した103系の意味は次のとおりです。

ク=制御車、ハ=普通車、1=直流、0=近距離・通勤形、3=制御車、185=車両番号 ということになります。

▼国鉄民営化後のJR各社については割合理解は簡単です。しかし、難解な車番の付け方をしている鉄道会社もあります。次回はそれについてみていきましょう。

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ここまできたか。【JR西日本の10月ダイヤ改正概要】

▼2021年5月19日のJR西日本の社長記者会見で、10月のダイヤ改正の概要が発表されました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/2021/05/page_17873.html

▼新型コロナの影響で、コロナ前と比較して在来線特急の利用が約30%、近畿エリアとその他の西日本各エリアは約60%から70%と大きく落ち込んでいます。

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▼主要3駅(大阪・京都・三ノ宮)の時間帯別の利用では、朝夕の通勤時間帯も含めた全時間帯で減少していますが、特に昼間と夜間の減少率が大きくなっています。

▼在来線特急ではすでに2月から順次、一部運転休止(サンダーバードやはるかなどの運転休止はコロナ前との比較で45%)や臨時列車化を図っています。

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▼近畿エリアやその他の各エリアでは、今年3月のダイヤ改正で深夜時間帯のダイヤ見直しを始めとして、約300本の列車を見直しています。

▼来年春のダイヤ改正では、すべてのエリア、各時間帯において、利用にあわせたダイヤとすべく、朝通勤時間帯も含めた見直しを実施する予定です。

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▼この見直しを早期に進めていくために、利用の減少率が大きい昼間時間帯を中心に一部線区で前倒しでダイヤ見直しを10月に実施します。

▼2021年10月のダイヤ改正の概要は次のとおりです。

〇昼間時間帯を中心に、列車本数と利用状況との乖離が大きい区間の約130本の列車を見直し。

《対象エリア》
近畿エリア約60本減
  琵琶湖線(米原~長浜)
  JR京都線(高槻~京都)
  JR神戸線(須磨~西明石)
  山陽線(姫路~上郡)
  赤穂線(相生~播州赤穂)
  大和路線(奈良から加茂)

西日本各エリア約70本減
  北陸エリア(小浜線・越美北線)
  北近畿エリア(山陰線)
  南紀エリア(きのくに線・和歌山線)
  瀬戸内エリア(山陽線・瀬戸大橋線)
  山陰エリア(山陰線・伯備線・因美線・境線)

▼詳細については、7月に公表予定です。

▼JR西日本のエリアは広く、昼間時間帯だけでなく、通勤時間帯にも切り込みが入るため、ダイヤ改正による影響は非常に大きいものとなると考えられ、地域生活に及ぼすショックはかつてないものとなると言わざるを得ません。

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紀勢線ではこれでほんとうのお別れ。【105系引退】

▼JR紀勢線の105系が3月13日のダイヤ改正で引退することとなります。紀伊田辺・新宮間の普通列車で運用されている車両が新型の227系に置き換えられることにより、105系は引退となります。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_wakayama.pdf

▼105系は旧国鉄が1981年から製造した通勤型電車で、国鉄の民営化後は、すでにJR東日本ではすべて廃車となり、JR西日本では度々の改造を経て運用されてきました。

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プラキットで作った105系

▼105系は2両編成で運行されているローカル線区で、モーター車と付随車が1対1で運転できる車両として、103系をベースに開発されました。

▼105系は新規で製造された車両と、当時の国鉄の厳しい経営状況から既存車両を改造した車両の2種類がありました。新造車両は、当初、福塩線、宇部線、小野田線などに充当され、改造車両は、奈良線、桜井線、和歌山線、可部線などに充当されました。

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可部線の105系@広島駅

▼新造車両は側面の乗降扉が3扉ですが、改造車両は103系をタネ車としているので、側面の乗降扉は4扉です。新造車両の先頭は窓周りが黒く塗られていますが、改造車両は常磐線緩行線の103系からの捻出で貫通扉があり幌を付けた形になっています。

▼これまで、先頭車化改造、冷房化改造、ワンマン化改造などが行われ、戸袋窓を塞ぐなどの延命工事、側面の窓枠のサッシ化などの体質改善工事が施されてきました。桜井線では2009年11月から「奈良万葉ラッピング列車」の運行が開始するなどのイベントも行われました。

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奈良万葉ラッピング列車@奈良駅

▼広島地区では、2016年3月のダイヤ改正時に4扉車がは廃車となり、3扉車の新造車も2019年3月のダイヤ改正で運用から外れました。和歌山線・紀勢線・桜井線において、新型の227系置き換えが進められることとなり、2019年9月末で和歌山線での定期運用が終了しました。

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新型の227系@広島駅

▼今回のダイヤ改正で、紀勢線の105系がすべて運用を離脱し、あとは、福塩線、山陽本線、宇部線、小野田線でわずかながら残っているようです。

▼コロナ禍にあって、今回の引退に際してはさよならイベントもなく、静かに引退ということになりました。お疲れさまでした。

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2021年春ダイヤ改正について【JR西日本・京阪神エリア】

▼JR西日本は、2021年春のダイヤ改正について、12月18日に発表しました。

【概要】https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_daiyakaisei.pdf

【京阪神エリア】https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_keihanshin.pdf

▼京阪神エリアでの主な改正内容は次のとおりです。
 ★琵琶湖線「はるか」「びわこエクスプレス」の南草津・山科停車
 ★「らくラクはりま」の新大阪までの運転区間延長、大久保停車
 ★「こうのとり」の夜時間帯 新三田方面行き列車の西宮名塩停車

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 ★新宮行き「パンダくろしお」の毎日同じ時刻運転
 ★「はしだて」一部列車の時刻変更

 ★深夜帯ダイヤの見直し

 ★「はるか」昼間時間帯を中心に一部見直し
 ★「サンダーバード」「くろしお」「こうのとり」「きのさき」一部運転日見直し

 ★湖西線  京都・近江舞子間の列車一部見直し
 ★嵯峨野線 朝時間帯 園部方面行き快速を普通列車に変更
       京都・嵯峨嵐山間の列車一部見直し
 ★大阪環状線 JR夢咲線直通列車の一部見直し(土休日)
 ★JRゆめ咲線 朝時間帯の列車一部見直し

▼琵琶湖線では、滋賀県湖東地区の開発に伴い、通勤時の乗客が増加しているため、「はるか」「びわこエクスプレス」のすべてが南草津及び山科に停車することとなりました。

▼通勤特急「らくラクはりま」は乗客数が増加している大久保に新規停車し、新大阪まで運転延長することとで、通勤時の利便性を向上させました。

▼福知山線の特急「こうのとり」の新三田方面行きの夜時間帯の3本が西宮名塩に停車することとなりました。これは、ベッドタウンの通勤客の帰宅時の利便性を高めるための対応です。

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▼紀勢線の特急「パンダくろしお」は車体全体がパンダの絵柄をラッピングしており、人気を博していますが、「くろしお3号」から一本早い「くろしお1号」に変更して、観光地での滞在時間を延ばす対応となりました。

▼京都・天橋立間の特急「はしだて」は、天橋立行きが1時間発車が早くなり(京都発8:38)、帰りの京都行きも発車が1時間遅くなること(天橋立発15:51)で、日帰りでの観光の滞在時間が延びることとなり、ゆっくり天橋立観光ができるようになります。

▼深夜帯のダイヤ改正は、京阪神エリアの通勤列車の最終の発車時刻を前倒しすることで、メンテナンス作業をしやすくし、夜間に働く作業員の労働環境の改善に資することとなります。これは、コロナ禍で乗客が減ったことで、皮肉にも実現することができました。

▼関空アクセス特急「はるか」は新型コロナウイルスの影響で、インバウンド需要が激減したことで、4月24日から10時から16時までの間は運転が休止していますが、さらなる減便や京都発の時刻を統一させるなどしました。

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▼特急「サンダーバード」「くろしお」の一部列車は金曜、土曜、日曜、祝日運転とし、「こうのとり」「きのさき」の一部列車は土曜、日曜、祝日の運転となります。これもコロナウイルスの影響で、乗客数が減少しているため、多客期のみの運転へとシフトすることとなります。

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▼普通列車では、嵯峨野線での普通列車の混雑を解消させるため、快速を普通に変更するとともに、京都・嵯峨嵐山間の普通列車は10時から16時での運転を取りやめます。これも、インバウンドの需要がなくなったことによる減便です。

▼大阪環状線のJRゆめ咲線直通列車の土休日の10時から12時までの運転取りやめ、西九条・桜島間の平日7時から9時までの一部列車の運転取り止めも、コロナ禍の影響によりUSJへの観光客が減少したことによるものです。

▼今回のダイヤ改正は、新型コロナウイルスの影響で、インバウンドの需要がなくなったことによる減便が中心で、非常に消極的なダイヤ改正になっており、なかなか経営上厳しい状況にあることが垣間見られるものとなっています。

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ブサカワのワンちゃん似の車内が公開に。【京都鉄道博物館・キハ81-3】

▼京都鉄道博物館のニュースリリースでは、12月の展示車両の車内公開は、キハ81-3だそうです。

https://railf.jp/event/2020/11/24/101000.html

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201117_00_hakubutsukan.pdf

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▼京都鉄道博物館では、月替わりで、週末を中心に展示車両の車内を公開しています。12月はキハ81-3だそうです。

▼キハ81系は、1960年に登場した日本初の特急形気動車です。1961年に第4回鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。基本的には電車形特急の151系を踏襲しています。運転台を持つキハ81形の形状は電車特急の151系と同様にボンネット型とはいうものの、その形状は151系よりずんぐりむっくりしています。「犬顔」とか「ブルドック」などと俗称で呼ばれることもありました。

▼キハ81形では、エンジンは床下に1基、枕木方向に対して横置きにサービス電源発電用エンジンがボンネット内に1基搭載されていました。さらにタブレット授受の観点から運転台は低く抑えられたため、ボンネットの形状は独特な形となりました。

▼関西では、1972年から紀勢本線で、特急「くろしお」として運転されましたが、1976年10月には紀勢本線の電化により、休車、1979年には型式消滅となってしまいました。

▼大阪弁天町にあった交通科学博物館では、屋根はありましたが、雨風にさらされて展示されていたので、塗装が剥げて悲惨な状態でした。

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交通科学博物館でのキハ81形

▼京都鉄道博物館に移設されてからは、完全に屋内に展示されたので、劣化の心配はなくなりました。

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▼12月にはブサカワのキハ81形の車内が公開されるので、運転台にも上がれるのではないでしょうか。ボンネットが大きくて、何とも運転がしにくそうな感じですが、実際はどうだったのでしょうか。

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新快速が運行開始50周年を迎えます。【JR西日本】

 ▼10月1日に、JR西日本の新快速が50周年を迎えるそうです。1970年、大阪万博の年に運行を開始しました。当初は京都と西明石間での運転で、停車駅は大阪、三ノ宮、明石の3駅のみ、1日6往復だったそうです。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200928_00_shinkaisoku50th.pdf

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223系・新快速@島本駅

▼1970年の当時は、113系で京都・西明石間で運転開始され、1971年には草津まで延長されました。1973年に、153系の「ブルーライナー」が投入され、姫路まで延長。さらに、1974年には湖西線の堅田まで延長と、どんどん拡大されていきました。

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113系新快速と同じカラーリングの阪和線での運用@天王寺駅

▼1980年には117系「シティーライナー」が投入開始されました。この車両は画期的でした。運賃だけで、優等列車と同等のクロスシートで、ゆったりと座れ、スピードも速く、京阪神の私鉄との激烈な競争に勝ち誇っていました。カラーリングは大阪鉄道管理局の伝統色のクリームとブラウンの2色でした。

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残念ながらJR東海の117系です。@リニア・鉄道館

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117系・湖西線で抹茶色にされてしまった。@京都駅

▼1986年に複々線の列車線・外側線(優等列車用)へ運転線路を移動し、彦根まで延長。1988年には米原駅まで延長。

▼1989年、JR民営化後221系が投入されました。この車両は旧国鉄とはまったく違ったデザインで、JR発足後の標準タイプ近郊型電車として開発されました。

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221系・大和路快速運用@天王寺駅

▼1991年に長浜まで延長。1992年に終日8両編成以上で運転されるようになりました。

▼1995年に223系が投入開始されました。車体は軽量ステンレス鋼製、台車はボルスタレス台車、制御方式はVVVFインバータ制御となりました。JR西日本の近郊型車両としては一番多い形式となりました。

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223系・大雪の中の新快速@近江今津

▼2006年に、前年の福知山線列車事故を踏まえて、安全な運行ダイヤへ見直しがなされ、ダイヤに若干の余裕が生まれ、速達列車も数分の時間が延びました。さらに、敦賀まで延長されました。

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223系・敦賀からきた新快速@新疋田駅

▼2010年に225系が投入開始されました。223系に比べると前面の曲線が減りましたが、これは事故時に運転席が守られるように衝突吸収の仕組みが採用され、その結果前面の傾斜がなくなり厳つくなりました。

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225系・新快速@大阪駅

▼2017年には終日12両編成で運転。2019年にはAシートが導入されました。ざっと50周年を振り返ってみましたが、なかなか面白い変遷ですね。

▼JR西日本では、新快速の運転開始50周年を記念して、ヘッドマーク掲出列車の運行や、京都・大阪・三ノ宮の各駅での歴史パネルの展示、キーホルダーや切手シート、ポストカード、クリアファイル、マスキングテープなどのオリジナルグッズの販売が行われます。京都鉄道博物館でも記念企画「この秋は新快速で50!~学んで、遊んで、しんかいそく~」を実施中です。

▼最後に爆走する新快速の動画をご覧ください。

 

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種車とは似ても似つかずの仕上がりです。【WEST EXPRESS 銀河】

▼いよいよ、5月8日以降、関西と山陰方面を結ぶ、新たな長距離列車「WEST EXPRESS 銀河」が運転されます。これに先立ち、1月25日にJR西日本吹田総合車両所でプレス向けに公開されました。

https://www.jr-odekake.net/railroad/westexginga/

▼元々の種車はJR西日本で新快速として運転されていた117系です。1979年から1986年にわたり、153系の後継車両として製造され、国鉄の民営化時にJR西日本とJR東海に承継されました。JR西日本では、現在でも、湖西線やなどで抹茶色に塗られて運用されています。

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117系@リニア鉄道館

▼今回リニューアルされた車体は瑠璃紺(るりこん)色で、列車が走る西日本の美しい海や空を表現しているそうです。ロゴマークは、西日本エリアの魅力的な地域を星に見立てて、その星々の間を列車が移動する様子を曲線でデザインしています。

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117系@王寺駅(和歌山色)

▼車両の編成は次のとおりです。

(1号車)グリーン車指定席
(2号車)普通車指摘席 ノビノビ座席[女性席]・リクライニングシート[女性席]
(3号車)普通車指定席 コンパートメント・リクライニングシート・フリースペース
(4号車)フリースペース
(5号車)普通車指定席 ノビノビ座席
(6号車)グリーン個室・フリースペース

▼その他の設備としては、次のとおりが設置されています。

・フリーWi-Fi(全号車)
・電源コンセント(全座席)
・USBポート(グリーン車の全座席・個室)
・女性用更衣室(2号車)
・大型荷物置場(2・3・5号車)
・AED(4号車)
・車椅子対応座席(5号車)
・多機能トイレ(5号車)

▼今回デザインを担当したのは、川西康之氏(株式会社イチバンセン代表取締役)。これまでの代表作は、土佐くろしお鉄道中村駅のリノベーション、肥薩オレンジ鉄道ロゴタイプデザイン、枕崎駅駅舎、えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」などです。

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117系@京都駅(抹茶色)

▼現在発表されている運行計画では、京都21時15分発、大阪22時28分発、三ノ宮22時51分発、姫路0時42分発、出雲市9時31分着と、逆のパターンとして、出雲市16時発、三ノ宮5次50分着、大阪6時12分着のダイヤです。米子、安来、松江、玉造温泉、宍道などの停車して、沿線の特産品の販売や伝統芸能の披露などのおもてなしを行う予定だそうです・

▼現在運転されているトワイライトエクスプレス瑞風と比べると、寝台料金もいらず、運賃と規定の指定席特急料金が必要なだけで、破格の価格で乗車できるため、気取らない列車の旅をしたい人にはぴったりです。

▼それにしても、通勤型電車の117系とはとても似ても似つかずの姿と内装となりました。近鉄の青の交響曲(シンフォニー)と同様、通勤型電車の改造で、新たなニーズの掘り起こしとなりましたが、さて、人気は出るでしょうか。

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22年ぶりに新造車両登場!【JR東海315系】

▼「在来線通勤型電車の新造について」1月22日にJ R東海から発表がありました。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040199.pdf

▼1999年に通勤型として導入された313系以来、22年ぶりにJR東海で新型通勤型電車の登場です。211系、213系、311系の置き換えとして導入されることとなります。

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313系@名古屋駅

▼新型の315系の特徴は次のとおりです。

安全性・安定性の向上
・非常走行用蓄電装置の搭載
・車内防犯カメラの設置(5か所/両)
・主要機器(ATS-PT、モーター駆動電力変換装置)の2重系化
・車両と地上との間のデータ通信装置の導入によるメンテナンスへの活用
・振動検知装置の導入による異常の発生抑制・迅速な実現

快適性・利便性の向上
・次期特急車両HC85系と同じ台車構造の採用による乗り心地の向上
・車内のフルカラー液晶ディスプレイの採用
・全車両に車いすスペース、全編成に車いす対応トイレを設置

環境負荷の低減
・モーターを駆動する電力変換装置にSiC素子を導入するなどにより省エネ化を図り、消費電力を約35%低減(211系比)
・室内灯、前照灯にLEDを採用

▼投入計画では、2021年度から2025年度にかけて352両を新製し、名古屋・静岡都市圏から、中央本線、東海道本線、関西本線等に順次投入する計画です。この計画により、旧国鉄時代に製作した211系8両が更新され、JR東海が保有する車両のすべてがJR東海発足以降に新製した車両になります。

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211系@浜松駅

▼設備投資額は約720億円となり、現在建設中のリニア新幹線への投資以外でも多くの投資が行われることとなりますが、JR東海は東海道新幹線というドル箱路線をもっており、財務的には余裕が感じられます。

▼車両のイメージとしては、JR東海のコーポレートカラーのオレンジを車両の側面に配色し、通勤型電車の新しい顔、直線を使用した幾何学的な形状と横長に連続した前面表示窓が特徴となっています。また、スカートは、排障機能を向上させた形状となっています。

▼最高速度も211系に比べて20キロアップさせ、JR4西日本の225系と同様130キロになります。

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225系@大阪駅

▼まだ、車両のデザインはラフ案しか示されていないので、実物がどのようなものになるか明確ではありません。初号機が製造されて試運転される日が待ちどおしいです。

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とうとう引退だそうです。【JR東海、新幹線700系】

▼新幹線の700系が東海道新幹線管内で来年3月に引退することが、12月11日にJR東海から発表されました。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040169.pdf

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▼700系は1999年に営業運転を開始し、約20年間使用されてきましたが、ついに東海道新幹線管内からは引退となりました。引退に伴い、JR東海では、引退イベントを実施することが予定されています。

▼700系最終走行列車において、東京駅出発時及び新大阪駅到着時に各駅のホームで引退式典が実施されます。また、「のぞみ」停車駅にて、社員による最終走行列車のお見送りが行われます。

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▼ちなみに、最終走行列車は2020年3月8日(日)に、臨時「のぞみ315号」(「ありがとう東海道新幹線700系」のぞみ号)として運転されます。東京9時47分発、新大阪12時20分着で、全席指定席となります。乗客には新横浜・京都間で乗車記念品が贈呈されます。記念品は700系再生アルミメダルと乗車記念カードで、レアなものです。

▼2020年2月8日(土)から、JR東海の700系2編成にヘッドマーク及びサイドステッカーによる車体装飾が行われます。「SHINKANSEN Series 700 ありがとう 東海道新幹線 LAST RUN 2020.3.8」という表示と、サイドステッカーには700系のロゴデザインが加えられています。

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▼当たり前のように目の前にあった700系は、N700系やN700系アドバンスの登場でだんだん影が薄くなり、筆者の所蔵写真でも数えるほどしかなく、もっと撮っておけばよかったと後悔します。

▼JR東海の700系は来年3月に姿を消しますが、JR西日本の700系と山陽新幹線管内での700系のレーススターはまだ引退の発表はありません。しかし、新幹線車両は長距離をしかも高速で走行するため消耗が激しく、いずれは後を追って引退が告げられる日も近いかもしれません。

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台風19号による水没でとうとう廃車に。【JR東日本・JR西日本北陸新幹線】

▼台風19号により水没した北陸新幹線が廃車になるそうです。

▼10月に到来した台風19号により、北陸新幹線の長野市にある車両センターが浸水し、センターに留置してあった北陸新幹線10編成がすべて廃車処分となることをJR東日本の深澤社長が明らかにしました。

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▼内訳はJR東日本の8編成とJR西日本の2編成で、モーターやブレーキなどの制御装置、シートなど内装も浸水し、完全な修理ができないためすべて廃車にすることとなりました。

▼車両全体の帳簿価格(減価償却費を差し引いたもの)はJRE分が118億円、JRW分30億円となり、あわせて148億円にのぼり、LED表示器などの部品の一部は再利用することとなるようです。損失分は今年度の決算に特別損失として計上する予定です。

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▼廃車する車両を新造すると、一両3億円で計算すると、JRE分で288億円、JRW分で72億円、合計360億円もかかるそうです。気の遠くなる金額です。

▼現在、10編成が不足する中で、通常ダイヤの8割での本数で運転している北陸新幹線ですが、今後は上越新幹線用の新造中の5編成と予備の1編成を北陸新幹線にまわし、11月末までに東京・金沢間の「かがやき」「はくたか」の運転本数は通常ダイヤに戻す見込みで、今年度末までに東京・長野間の「あさま」を含めて元通りのダイヤに戻す計画です。

▼上越新幹線のE4系はもともと廃車の予定でありましたが、その代替車両のE7系を北陸新幹線にまわすこととなったため、引退予定のE4系は引退が伸びることとなりそうです。

▼もとはと言えば、浸水想定エリアに車両センターを設置したことが災いしたわけですが、6か所の車両センターの対策については、JREでは気象状況から浸水の予想がある場合には、事前に車両を退避させたうえで、計画運休を実施することを検討しているそうです。

▼車両センターのような広い敷地をターミナル近くに設置するためには、浸水想定エリアのような未利用地を活用するしかなく、今後も台風などの大雨によるリスクは、北陸新幹線のもならず、東海道新幹線など他の新幹線でもありうることでしょう。

▼大雨の際に、迅速に車両センターから車両を退避させることが可能かどうか。それが今後の課題だと思われます。

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