▼KATOから発売された「阪急9300系8両編成」について、ご紹介をすでに2回してきました。今回は、8両編成の個々の車両をじっくり見ていきたいと思います。
▼まずは、梅田方の先頭車両1号車、9305から。シングルアームパンタを2基搭載した制御電動車となります。VVVF制御器2組、蓄電池を搭載しています。先頭部の連結器は密着連結器と電気連結器を搭載しています。模型でもこれは表現されています。

▼続いて、2号車は9855・付随車で、圧縮機、静止型インバータ(SIV)を2基搭載しています。

▼3号車は9875・付随車で、とりわけ主要な機器は搭載していません。

▼4号車は9885・付随車で、この車両もとりわけ主要な機器は搭載していません。

▼5号車は9895・付随車で、3、4号車と同様の特に特別な機器は搭載していません。この車両は平日の通勤特急及び特急運用時のみ女性専用車両となります。そこで、女性専用車両のステッカーが側面に貼られています。

▼6号車は9865・付随車ですが、2号車同様、圧縮機、静止型インバータ(SIV)を2基搭載しています。

▼7号車は9805・中間電動車です。シングルアームパンタを2基搭載した制御電動車となります。VVVF制御器2組、蓄電池を搭載しています。模型では、この車両にモーターが搭載されています。

▼おしまいに8号車です。この車両は9405・制御電動車でVVVF制御器2組、蓄電池を搭載しています。先頭部の連結器は密着連結器のみ搭載されています。模型でも、これは表現されています。

▼模型の取扱説明書に記載されているように、9300系は1次車から3次車まであり、2003年から2010年にかけて11編成が配備されました。途中、2度の仕様変更があり、それぞれ、少しずつ差異が見られるようです。

▼先頭車両の1号車の屋根は、シングルアームパンタと冷房機、アンテナなどが上手く表現されています。

▼車端部の切り妻部分についても、手抜きをせずにガラスも取り付けられています。

▼筆者も2010年から2012年にかけて、通勤で利用したので、この車両には思い出深い感情があり、今回の購入となりました。実車の乗り心地は、軽量化により車端部はよく揺れるように思います。ダンパがあればいいのですが。
▼先頭車両の左は8号車の9405、連結器は密着連結器のみ。一方、右の1号車の9305の連結器には、密着連結器と電気連結器が表現されています。いずれもダミーの連結器ではありますが。

▼行先表示については、通常では河原町行き特急となっていますが、付属品で、梅田行き快速急行、河原町行き準急、梅田行き通勤特急の表示版が付いていますが、側面の表示ステッカーはないので、前面だけ貼り替えても様になりません。これが難点と言えば難点です。

▼そういう細かい点に目をつぶっても、今回のこのモデルは非常にレベルの高い仕上がりとなっており、満足度が高い製品となっています。今日はこの辺で。チャオ。


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