三大鉄道博物館の比較について【京都鉄道博物館、リニア・鉄道館、鉄道博物館】
▼最近になってやっと大宮の鉄道博物館に行くことができたので、今回は日本の三大鉄道博物館の比較をやってみたいと思います。
▼まずは所在地、最寄り駅について
【京都鉄道博物館】
所在地:京都市下京区歓喜寺町
最寄り駅:JR嵯峨野線「梅小路京都西駅」
【リニア・鉄道館】
所在地:名古屋市港区金城ふ頭
最寄り駅:あおなみ線「金城ふ頭駅」
【鉄道博物館】
所在地:さいたま市大宮区大成町
最寄り駅:ニューシャトル「鉄道博物館(大成)駅」
▼運営主体について
【京都鉄道博物館】
JR西日本 公益財団法人交通文化振興財団に委託
【リニア・鉄道館】
JR東海
【鉄道博物館】
JR東日本 公益財団法人東日本鉄道文化財団に委託
▼前身、開館年月日について
【京都鉄道博物館】
前身:交通科学博物館
開館年月日:2016年4月29日
【リニア・鉄道館】
前身:佐久間レールパーク
開館年月日:2011年3月14日
【鉄道博物館】
前身:交通博物館
開館年月日:2007年10月14日
▼施設のコンセプトについて
【京都鉄道博物館】
・地域と歩む鉄道文化拠点
・鉄道を基軸とした事業活動を通じた地域の活性化に貢献する
・「憩いの場」「学びの場」となることを目指す
・鉄道事業の社会的意義の浸透を図るとともに、豊かな感性と知性にあふれる社会の一端を担う
【リニア・鉄道館】
・東海道新幹線を中心に、在来線から超電導リニアまでの展示を通じて「高速鉄道技術の進歩」を紹介
・鉄道が社会に与えた影響や、経済、文化および生活などの切り口で学習する場を提供
・模型やシミュレータ等を活用し、子どもから大人まで楽しく学べられる
【鉄道博物館】
・日本及び世界の鉄道に関わる遺産・資料に加え、国鉄改革やJR東日本に関する資料を体系的に保存し、調査研究を行う「鉄道博物館」とする
・鉄道システムの変遷を、車両等の実物展示を柱に、それぞれの時代背景等を交えながら、産業史として物語る「歴史博物館」と位置付ける
・鉄道の原理・仕組みと最新(将来構想を含む)の鉄道技術について、子どもたちが、模型やシミュレーション、遊技器具等を活用しながら、体験的に学習する「教育博物館」としての性格も持ち合わせる
▼開館時間・休館日・入館料金について
【京都鉄道博物館】
開館時間:10:00~17:00
休館日:水曜日・年末年始
入館料金:個人一般:1,200円
大学・高校生:1,000円
中学・小学生:500円
【リニア・鉄道館】
開館時間:10:00~17:30
休館日:火曜日・年末年始
入館料金:個人大人:1,000円
小中高生:500円
幼児:200円
【鉄道博物館】
開館時間:10:00~17:00
休館日:火曜日・年末年始
入館料金:一般当日:1,330円
小中高生:620円
幼児:210円
▼展示内容、見どころについて
【京都鉄道博物館】
展示内容:車両展示、鉄道ジオラマ、運転シミュレータ、鉄道のあゆみ・施設、車両の仕組み、車両工場、生活と鉄道、運行の仕組み、企画展示室
見どころ:トワイライトプラザ、SL動態保存、扇形車庫、転車台、SL第2検修庫、旧二条駅舎、SLスチーム号、スカイテラス
【リニア・鉄道館】
展示内容:車両展示、鉄道ジオラマ、新幹線シミュレータ「N700」、在来線シミュレータ「運転・車掌」、鉄道の仕組み、歴史展示室、体験学習室、収蔵展示室
見どころ:超電導リニア展示室、C62形蒸気機関車、955形新幹線試験電車(300X)、・超電導リニアMLX01-1
【鉄道博物館】
展示内容:車両展示、鉄道ジオラマ、シミュレータホール、車掌シミュレータ、E5シミュレータ、運転士体験教室、車両・科学・仕事・歴史・未来の各ステーション(展示室)
見どころ:E5系モックアップ、400系新幹線、D51シミュレータ、ミニ運転列車、パノラマデッキ、トレインテラス
▼本州のJR各社では、威信をかけて鉄道博物館の魅力を誇示しているように思えます。たとえば、大宮の鉄道博物館は2018年7月の増床により、3つの博物館のなかで一番面積が広い施設となりました。それまでは、京都鉄道博物館が一番大きい施設でした。
▼しかしながら、京都鉄道博物館は展示車両の数では最大であり、かつ、蒸気機関車の動態保存を行っている梅小路蒸気機関車館が併設されているので、やはり見どころとしては3つの博物館の中では一番魅力があるのではないかと思います。皆さんはどうお考えでしょうか。
| 固定リンク
「JR」カテゴリの記事
- 「ありがとうキハ85系ひだ」号運転(2023.01.12)
- 新春の京都鉄道博物館の目玉はこれもありました。(2023.01.07)
- 年初めの目玉展示はいろいろあります。SLの頭出し展示。【京都鉄道博物館】(2023.01.03)
- 2023年最初の投稿はこれです。「WEST EXPRESS 銀河」(2023.01.02)
- 大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系等のついて(はるか、くろしおが大阪駅に停車)(2022.12.10)
コメント
個人的には、やはり古い貴重な車両が多く、
車両の展示も鉄道の現場を感じさせる
鉄道博物館が好みだったりします。
ハチマキ入りだけどクハ181も置いてるし。
ま、3館とも行ってひととおり撮ったので、今後は、
「新しく入ったこの車両が撮りたいからこの館に行く」
という感じになるのではないかと思います。
投稿: るーと | 2022年11月 3日 (木) 20時46分
鉄道博物館には、御料車も
展示してあり、さすが首都圏に
ある博物館だと思わせますね。
それぞれ個性があって面白いです。
あとは、リピーターを
いかに増やすかが大切になるのでしょうね。
投稿: kumoha313 | 2022年11月 4日 (金) 23時53分