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2022年7月

米原駅再訪。吹田市の不発弾処理の影響あり。【日曜日の昼下がりの在来線ホーム】

▼先日の日曜日に米原駅を再訪しました。前回は新幹線ホームを中心に撮影を行いましたが、今回は在来線ホームの様子を見てきました。この日は吹田市の不発弾処理で、琵琶湖線、京都線、神戸線はダイヤが大幅に変更されていました。

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大垣行きの普通(313系)

▼米原駅は、東海道新幹線、東海道本線、北陸本線、近江鉄道が乗り入れる大きな駅です。在来線ホームも3面、2・3・5・6・7・8番線の6線があります。

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▼2番線に12時46分大垣からの普通が到着し、回送となります。

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▼7番線に12時48分近江塩津行き新快速が到着。13時01分に発車します。いつもなら後ろに8両の米原止まりの列車が連結され、米原で切り離されますが、この日は吹田市内で不発弾の処理作業があり、姫路・米原間の新快速は運転が中止となっており、米原発近江塩津行きの4両しか運転されません。

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▼2番線に13時10分着の米原止め快速が到着。13時29分発の快速(本来なら網干行きですが、この日は高槻行き)となります。

▼7番線に13時19分、13時30分発の大垣行き普通が入線します。

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▼6番線に同時刻米原止め快速が到着、回送になります。

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▼5番線に13時44分特急しらさぎ55号が入線します。

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▼7番線に13時45分特急しらさぎ8号名古屋行きが到着します。

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▼7番線から13時51分特急しらさぎ8号名古屋行きは発車していきます。

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▼6番線に13時53分近江塩津行き新快速が到着します。

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▼続いて、5番線から13時55分に特急しらさぎ55号金沢行きが発車します。

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▼6番線から14時01分近江塩津行き新快速が発車します。この列車も米原から4両で発車です。

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▼7番線に大垣行き普通が入線。

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▼7番線から14時03分大垣行き普通が発車していきます。

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▼13時台は、東京方面では、こだまが13時29分着13時33分発、ひかりが13時52分着13時57分発、新大阪方面では、こだまが13時10分着13時16分発、ひかりが13時47分着13時52分発の計4本が発着します。

▼東海道新幹線、東海道本線、北陸本線が有機的にリンクしていて乗り換えの利便性を図ったダイヤ構成になっています。また、8番線は空き時間には貨物列車が結構通過していきます。なかなか、見飽きない駅となっています。

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岐阜羽島駅の誕生にはいろいろな秘密があったんですね。

▼日曜日に、新幹線の岐阜羽島駅に行ってきました。

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▼現在、1時間にこだまとひかりが1本ずつ停車しています。

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▼この駅は、岐阜県羽島市福寿町平方にあります。名鉄羽島線の新羽島駅が接続しています。また、近くには名神高速道路の岐阜羽島インターチェンジがあります。

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名鉄新羽島駅入口

▼岐阜羽島駅は、岐阜県にありますが、県庁所在地の岐阜市にあるわけでもなく、辺鄙なところにあります。新幹線の開業当時は周りは田んぼだけしかない駅でした。

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いまも田んぼが見られる駅周辺

▼この駅は、有力な政治家が誘致したとして、政治駅の代名詞となりました。しかし、本当はその評判をよく調べてみるとちょっと違うようでもあります。

▼当初、京都から名古屋までは旧東海道ルートを通す計画でした。しかし、このルートでは、1000メートル級の鈴鹿山脈が行く手を阻み、技術的障害、建設費用の問題、北陸方面との連絡、東京オリンピックまでに間に合わせるという工期の問題などがありました。

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▼そこで、これらの問題は少しでも解決できる案として、旧中山道を通すルートが計画されました。このルートでは、北陸方面との連絡が便利で、トンネルが比較的少なくて済むことなどが評価されました。

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▼当時の国鉄としては、このルートを通すにあたり、岐阜県内に駅を設置する必要性については認識していました。しかし、できるだけ、直線で通したかったのです。北寄りの岐阜市や大垣市を通すと、名古屋まで時間がかかり、建設費も増加するからです。

▼岐阜県内に駅を設置することが判明すると、地元では各市で誘致運動が起こりまとまりませんでした。そこで、地元の有力政治家であった大野伴睦に県内の意見をまとめるように斡旋を依頼しました。

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岐阜羽島駅北口の広場にある大野伴睦夫妻の像

▼国鉄は、県内に駅を設置することは伏せて、大野伴睦の顔を立てて、岐阜県内に駅をつくるのならまとまらない意見を集約すると言わせて、岐阜羽島に駅を設置する妥協案を提示する筋書きを用意していました。

▼のちに大野伴睦は国家的プロジェクトである新幹線の建設に地元の利害を優先させるよう圧力をかけることはできないと述べています。

▼もう一つは、なぜ岐阜羽島駅が中間駅にしては不釣り合いな規模の駅施設を保有しているかについてです。

▼岐阜羽島駅は、2面4線のホームを保有し、真ん中には本線が2線敷かれています。上りが0番線、1番線、下りが2番線、3番線となっていますが、普段は1番線と2番線が使用されます。なぜこれほど規模が大きな駅なのか。

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▼それは、旧中山道を通すことが理由になっています。旧中山道は豪雪地帯の関ヶ原を通過するため、除雪車を待機させる設備が必要だったからです。大垣市内では、市街地が近く、規模の大きな駅を設置する用地が確保できなかったのです。そういう意味でも、岐阜羽島は駅をつくるにはぴったりな場所だったのです。

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普段は使われない3番線ホーム

▼政治駅の代名詞のように言われている岐阜羽島駅ですが、詳しく見ていくと、この場所に駅を設置する条件が色々揃っていたことがわかります。中間駅にしては不釣り合いな規模も納得されます。

▼最後に岐阜羽島駅誕生の秘密について、動画にまとめましたのでご覧ください。

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山陽新幹線のぞみ号・みずほ号指定席特急料金の値上げ

▼JR西日本は、7月13日、山陽新幹線のぞみ号・みずほ号の指定席特急料金の値上げを発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220713_01_sanyou.pdf

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▼JR西日本では、コロナ禍の社会変容を踏まえてサー ビス改善を図るための見直しとしていますが、要は値上げするということです。

▼のぞみ号の運行当初から、ひかり号等とは異なる指定席特急料金を設定してきたが、2003年10月ののぞみ号の増発に伴い、自由席を新たに設置するとともに、指定席特急料金を値下げし、消費税改定を除いて当時の水準を維持しているとのことです。

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▼具体的な内容は、山陽新幹線ののぞみ号・みずほ号の停車駅澗ごとに、110円から420円の範囲内で値上げとなります。

▼新大阪・岡山間で110円、新大阪・広島間で320円、新大阪・博多間で420円の値上げとなります。

▼なお、今回の見直しでは、のぞみ号。みずほ号の自由席特急料金及びエクスプレス予約、e5489といったネット予約商品には変更はないとのことです。

▼値上げに伴い、サービス改善として、無料WiFiサービスやS Work 車両等を備えたN700S車両の投入、ビジネスブースの試行、特大荷物コーナーの整備を行うとしています。

▼実施時期は2023年4月1日購入分からだそうで、値上げ、値上げの嵐の世間で、またまた、財布に痛い話ではあります。

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大阪メトロ10A系、御堂筋線の最後の編成が7月に引退。

▼大阪メトロの御堂筋線で運行されていた10A系の最後の編成がいよいよ2022年7月に引退することとなりました。

https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20220616_10keiintai.php

▼大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)の10系は、1973年に谷町線に試作車が投入され、1976年に御堂筋線で運行を開始しました。

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御堂筋線10系@新大阪(2015年)

▼10系の画期的特長は、第三軌条式で初めてチョッパ制御が採用されたこと、また、1979年に冷房装置を初めて搭載されたことです。チョッパ制御により、抵抗制御に比べて放熱量が少なく省エネを実現、冷房装置の搭載で車内の快適性を確保することができました。

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更新前の10系@新大阪

▼1995年から1996年にかけて10両編成へ組み換えが行われ、1998年から2003年にかけて更新工事が行われ、2006年以降VVVFインバータ制御への更新が行われ、その更新工事が実施された編成は10A系と呼ばれました。

▼御堂筋線の主力系統車として234両もの台数を誇っていましたが、現在では20系、30系にその座を譲り、今回の引退となりました。

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10系の後継車である20系@新大阪

▼大阪メトロでは、10系の引退を記念して、1日乗車券の発売や引退記念ヘッドマーク付き列車の運行を行います。(ヘッドマーク掲出はすでに7月4日で終了)

▼大学時代に通学で初めて目にした10系はデザインも斬新で、冷房装置が車両の端の屋根に埋められているのが印象的でした。あれから40年あまり。時間の過ぎるのは速いですね。お疲れ様でした。

▼最後にショート動画を貼っておきます。ご覧ください。

https://youtube.com/shorts/b3fyVQRQ744?feature=share 

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