南海高野線で脱線事故。特急「こうや」「りんかん」が運休。代わりに自由席特急運転運転
▼南海電鉄の小原田車庫で、5月27日午前0時20分ごろ、回送中の特急電車が脱線しました。これにより、車庫に留置されていた他の特急電車2編成が使用できなくなりました。
▼脱線の原因は営業運転を終え回送で車庫に入ったが、留置線へ移動させる際に、運転士が赤信号を見落として前進したためポイントを壊した。さらに、損傷に気づかずに電車を後退させたため、4両編成中2両が脱線したとのことです。なんとも、情けないミスですね。
▼南海電鉄のホームページによると、脱線した車両を移動させて、他の車両を出庫できるよう試みていたが、当初の予定の5月29日中に作業が完了できないため、30日も引き続き「こうや」「りんかん」は運休することとなりました。
▼運休する特急こうや・りんかんの代わりに自由席特急を運転することとなりました。その列車に使用されるのが2000系だということです。
▼2000系は高野線の山岳区間を直通で運転することができるいわゆる「ズームカー」の一系列です。2000系は17メートル車で、2扉車なので、差のラッシュ時などでは乗降に時間がかかるため、急行の運用から外れたり、南海線へ転属・普通車で運用されたりしていました。
▼そんな中での、久しぶりに優等列車での運用で、2000系が注目を浴びることとなりました。
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