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2021年2月

阪急京都線特急有料化検討のわけ。

▼2月17日付け朝日新聞デジタル版によると、阪急電鉄では、大阪梅田・京都河原町間において有料特急を導入することを検討していることが明らかになりました。

https://www.asahi.com/articles/ASP2J61B4P2JPLFA006.html

▼阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が朝日新聞の取材に答えたもので、有料特急の導入については、専用の電車を設けるか、一部の車両を有料の指定席にすることを検討しているということです。

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▼角会長によると、「通勤時間帯にゆったりと仕事をしながら移動してもらうというのは、今の時代に悪くない」と語っています。(朝日新聞デジタル版)

▼大阪と京都間では、JR西日本がすでに、2019年3月から有料座席サービス新快速「Aシート」を実施しています。運転区間は神戸線・京都線・琵琶湖線で、網干・姫路~野洲間で上下4本が運転されています。

https://www.jr-odekake.net/railroad/service/a-seat.html

▼新快速の12両編成の1両(9号車)に専用車両を連結し、リクライニング機能、テーブル付き座席の設置、落ち着きのある空間、全座席にコンセントを設置、無料Wi-Fiサービスの提供、荷物スペースが設置されています。

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▼着席定員は46名で、着席料金は運賃のほかに500円(均一料金)が必要となります。空いている座席に着席して、着席後に乗務員に着席料金を支払う形となっており、空席がない場合は、利用できません。

▼しかし、2020年12月より、12席を指定席として事前予約ができるようになり、みどりの券売機では840円、ネット予約では600円で購入できます。2021年3月以降も6月末まで指定席の設置を継続することになっています。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210122_00_A-seat.pdf

▼一方、京阪では、JR西日本より早く、2017年8月から8000系特急車両に「プレミアムカー」を導入し、乗車区間により、400円か500円で座席指定席に乗車することができるようになりました。

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▼京阪のプレミアムカーのサービスは、座席数が40座席に抑え、内装も漆黒色とやわらかな生成り色を基調に落ち着きを醸し出し、金色をアクセントカラーとしています。座席は2・1の3列シートとし、大型テーブル、ドリンクホルダーを設け、全座席にコンセントを装備、無料Wi-Fiも使え、大型の荷物も置けるラゲッジスペースを設置しています。クリーンな車内環境を提供するためのナノイーX発生装置も搭載しています。

https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/train/

▼また、2017年に、プレミアムカーの導入と併せて、平日下り朝2本の全席座席指定の「ライナー」を枚方市・樟葉~淀屋橋間で導入しましたが、2018年9月に運転区間を出町柳~淀屋橋間に拡大し、下り朝3本(樟葉・枚方市・出町柳~淀屋橋)、上り夜2本(淀屋橋~出町柳)に増発しました。

▼2021年1月からは3000系にもプレミアムカーを導入し、日中すべての特急がプレミアムカーを連結することとなりました。また、下り朝1本(三条~淀屋橋)のライナーも増発となりました。ライナーはプレミアムカー(プレミアムカー券適用)を除き、乗車区間により300円か380円が必要となります。

▼このように、大阪・京都間では、すでにJR西日本、京阪が有料座席指定列車を運転しており、阪急の出遅れ感は否めません。

▼遅まきながら阪急でも有料特急を検討していることが明らかになったわけは、ライバルのJR西日本、京阪がすでに有料特急を運転していることのほかに、昨今のコロナ禍にあって、通勤における3密を避けたいというニーズがあること、通勤客の減少による収益悪化に少しでも対応しなければいけない事情などがあると思われます。

▼阪急の有料特急の導入により、大阪・京都間ではすべて有料特急が運転されることとなり、これまでの無料で豪華な特急に乗車できるという素晴らしいサービスが京阪間では後退することとなりますが、これも時代の流れというものでしょうか。

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定期運用を終了し、3月末には引退。【近鉄 12200系】

 ▼近畿日本鉄道では、2月13日からダイヤ改正を実施しました。名阪特急について、甲特急を中心に速達型の特急がすべて新型の「ひのとり」で運用されることとなりました。

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▼その影響で、旧型の汎用型特急車両は運用を終了することとなりました。すなわち、12200系・新スナックカーがその対象となり、2月12日で定期運用が終了しました。

▼近鉄では、1970年の万博開催に合わせて、万博の来場者の伊勢志摩観光への誘致を目的に、難波線の建設と鳥羽線の建設、志摩線の改軌工事などが実施されました。これにあわせて、特急車両を大量に増備するため、12200系が製造されました。

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▼近鉄特急と言えば、一時はオレンジにブルーの帯の車体が思い出されるほど、12200系が近鉄特急の主翼を占めていました。その後、名阪特急は21000系のアーバンライナーにその地位を譲り、伊勢志摩特急も伊勢志摩ライナーにその地位を譲るなどして、次第に活躍の場が少なくなっていきました。

▼当初の車両が1969年に登場して以来、52年の長きにわたり近鉄の特急車両の代表格として運用されてきた12200系ですが、2021年3月末で引退となりました。お疲れまでした。

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