団体専用列車「楽」号のリニューアルを記念して、有料試乗会、有料撮影会が開催。【近畿日本鉄道】
▼近畿日本鉄道の団体専用列車20000系、愛称「楽」号がリニューアルされることとなり、これを記念して有料試乗会、有料撮影会が開催されます。記者発表記事が7月20日に近鉄のホームページに掲載されました。
https://blog2.kintetsu.co.jp/ekichou/files/821ab95.pdf
▼近鉄の「楽」号は、正式には20000系という系統で、20100系の初代「あおぞら」号の老朽化に伴い、1990年10月にデビューしました。愛称の「楽」とは、Romantic Journey、Artistic sophistication、Kind Hospitality、Unbelievable!の頭文字をつなげたものです。車両の側面に書道家の榊莫山の揮ごうによる「楽」が書かれています。
▼編成としては、大阪上本町側から、1号車(ク20100形・Tc)、2号車(モ20200形・M)、3号車(モ20250形・M)、4号車(ク20150形・Tc)から構成されています。両先頭車両はダブルデッカー車、中間電動車はハイデッカー車となっています。先頭車両の1階にはサロンが設けられています。
▼先頭車両は2階席が42名、1階席が14名の定員で、中間車は定員が68名ずつとなっています。一般座席は転換クロスシーと、展望席は固定式クロスシーととなっており、各座席の通路側のひじ掛けからはT-barと呼ばれる簡易補助席が設けられています。団体専用列車ということもあって、車掌の放送用以外に幹事用の車内放送マイクが設置されているのが面白いです。
▼デビューして30年が経過し、今回リニューアルが行われるということですが、ホームページのデザイン図からは車体のカラーリングが大幅に変わりそうです。これまでのイエローとホワイト基調から、マルーン基調になるようです。
▼有料試乗会は、8月21日(金)に開催予定で、Aコースが大阪上本町から近鉄名古屋、Bコースが近鉄名古屋から大阪上本町となっています。時間的には、午前に大阪から名古屋へ向かい、午後に名古屋から大阪に戻るパターンで往復の乗車が可能です。料金は大人10,520円、子供7,400円です。
▼一方、有料撮影会は、9月5日(土)に青山町車庫で午前2回、午後1回の開催が予定されています。料金は8駅での集合でそれぞれ異なり、例えば、大阪難波からだと大人10,520円、子供9,360円となっています。集合は、近鉄名古屋、京都、大阪難波、近鉄富田、河内国分、白子、大和八木、津の各駅です。それぞれのイベントには参加記念品があるので、これは楽しみでもあります。
▼新型コロナウイルス感染症の第2波がやってきそうで、心配な今日この頃ではありますが、興味のある方は行ってみてください。
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コメント
リニューアル後のカラーリングは微妙な感じですが、
実車の登場を待つことにしましょう。
これもひとつのイベントですが、
飲食を伴わないのであれば、
マスクの着用や消毒などを徹底すれば
感染リスクは低く抑えられそうですね。
投稿: るーと | 2020年7月25日 (土) 17時17分
今度の「楽」のカラーリングは
少し「ひのとり」に似ているように感じます。
コロナ禍で、この春から、鉄道にはまだ、歯科の歯石取りでメトロに2回しか乗っていません。
はたして観光は戻ってくるのでしょうか。
なかなか大変です。
投稿: kumoha313 | 2020年7月25日 (土) 23時03分