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新型コロナウイルスで大打撃!!【JR西日本特急「はるか」 南海「ラピート」】

▼新型コロナウイルスの感染拡大により、全世界的に鎖国状態になりつつあります。我が国の交通機関へも多大な影響が広がりつつあります。

▼関西では、関西空港のアクセス路線を持つJR西日本及び南海が大きな影響を受けています。これまで、海外、とりわけ中国や韓国からの乗客がほとんど入国しなくなったことから、関西空港と大阪市内の間でインバウンドの乗客がほとんどいなくなってしまいました。

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特急【はるか】@新大阪

▼毎日南海で通勤していますが、1月末までキャリーバッグを引っ張っていたアジア系の乗客がほとんど姿を消し、かさばる荷物で混雑が起こっていた車内が空いて、通勤環境はすこぶるよくなっています。

▼JR西日本では、これまで好調だったインバウンドの観光客をめあてに、3月14日のダイヤ改正では、特急「はるか」に新型車両を導入して、京都と関西空港間の1日30往復、60本の「はるか」をすべて9両編成で運転することとなりました。このため、新型車両の271系を18両投入したのですが、この新型コロナウイルス感染拡大により、インバウンドの観光客は姿を消し、がら空き状態で運行されています。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_keihanshin-kaku%20%28NXPowerLite%20Copy%29.pdf

▼南海の「ラピート」も同様に、難波駅の「ラピート」待合室はほとんど人はいなくなり、「ラピート」の車内に人影はまばらです。

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特急「ラピート」@難波

▼また、南海では、インバウンドの観光客の増加をさばくため、昨年の春に関空急行を6両から8両に増結したところでしたが、この新型コロナウイルス騒ぎで乗客が減少して混雑度は解消されています。

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1000系の関空急行@天下茶屋

▼関西空港は1994年の開港以来、伊丹空港の存続によりハブ空港の機能が欠落して、アジアの他の空港に後れを取ってきました。そこで、起死回生を図るため、日本政府や大阪観光局のプロモーション活動により、中国や韓国からの観光客を誘致するとともに、LCC航空会社への優遇措置を講じた結果、インバウンドの観光客が飛躍的に増加して、賑わいを増してきました。

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関西国際空港

▼しかし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、中国や韓国からの外国人の入国を禁止するにいたり、インバウンドの観光客の動きはぱったり止まってしまいました。今後この騒ぎはいつ収束するのか全く予想がつきません。

▼今回の騒動では、インバウンドに依存するビジネスモデルは、かなりのリスクがあることが明らかになりました。関西の鉄道各社でも、JR西日本や南海は大きな影響が出ているようですが、奈良や京都などの観光地を抱える近鉄や阪急など他の各社でもかなりの影響が出ていると思われます。

▼新型コロナウイルスの感染拡大が終息した後、インバウンドの観光客の動きが再び回復するのかどうか、また、以前のようにインバウンドに依存したビジネスモデルが維持できるのかどうか、だれも今の段階では予測が付きかねる状況ではあります。

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コメント

内需拡大には限りがあるので、
今回のようなリスクを孕みつつも
今後も引き続きインバウンドに頼らざるを得ない、
というのが正直なところでしょう。

新型コロナウィルスの感染拡大については、
移動制限などでオーバーシュートをなんとか食い止めながら、
感染者のトリアージにより医療崩壊を防ぎつつ、
進行する感染拡大に対応していく方針のようですね。
いずれにしても、現状から考えると、
数か月のオーダーで事態を収拾するのは
困難であるように思われます。

投稿: るーと | 2020年3月22日 (日) 20時11分

インバウンドに頼るしかないのは
やはりリスクが大きいですね。

グローバル化した世界は、観光も産業も
今回の騒動でリスクがあることが
顕在化しました。

どういうモデルを今後構築していくか。
凡人である私はわかりませんが、
世界の賢者が答えを出してほしいものです。

投稿: kumoha313 | 2020年3月22日 (日) 23時01分

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