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2019年11月

台風19号による水没でとうとう廃車に。【JR東日本・JR西日本北陸新幹線】

▼台風19号により水没した北陸新幹線が廃車になるそうです。

▼10月に到来した台風19号により、北陸新幹線の長野市にある車両センターが浸水し、センターに留置してあった北陸新幹線10編成がすべて廃車処分となることをJR東日本の深澤社長が明らかにしました。

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▼内訳はJR東日本の8編成とJR西日本の2編成で、モーターやブレーキなどの制御装置、シートなど内装も浸水し、完全な修理ができないためすべて廃車にすることとなりました。

▼車両全体の帳簿価格(減価償却費を差し引いたもの)はJRE分が118億円、JRW分30億円となり、あわせて148億円にのぼり、LED表示器などの部品の一部は再利用することとなるようです。損失分は今年度の決算に特別損失として計上する予定です。

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▼廃車する車両を新造すると、一両3億円で計算すると、JRE分で288億円、JRW分で72億円、合計360億円もかかるそうです。気の遠くなる金額です。

▼現在、10編成が不足する中で、通常ダイヤの8割での本数で運転している北陸新幹線ですが、今後は上越新幹線用の新造中の5編成と予備の1編成を北陸新幹線にまわし、11月末までに東京・金沢間の「かがやき」「はくたか」の運転本数は通常ダイヤに戻す見込みで、今年度末までに東京・長野間の「あさま」を含めて元通りのダイヤに戻す計画です。

▼上越新幹線のE4系はもともと廃車の予定でありましたが、その代替車両のE7系を北陸新幹線にまわすこととなったため、引退予定のE4系は引退が伸びることとなりそうです。

▼もとはと言えば、浸水想定エリアに車両センターを設置したことが災いしたわけですが、6か所の車両センターの対策については、JREでは気象状況から浸水の予想がある場合には、事前に車両を退避させたうえで、計画運休を実施することを検討しているそうです。

▼車両センターのような広い敷地をターミナル近くに設置するためには、浸水想定エリアのような未利用地を活用するしかなく、今後も台風などの大雨によるリスクは、北陸新幹線のもならず、東海道新幹線など他の新幹線でもありうることでしょう。

▼大雨の際に、迅速に車両センターから車両を退避させることが可能かどうか。それが今後の課題だと思われます。

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