「ダルマ」がいよいよ引退。【京浜急行800形】
▼京浜急行の800形の引退を記念して特別貸切列車「ありがとう800形」が6月16日に運転されました。
▼800形は1978年から1986年にかけて製造された普通列車用車両で、ラッシュ時の優等列車のスピードアップを図るため、普通列車の加速減速の能力を高め、4ドアによる乗降時間の短縮も図りました。制御方式は界磁チョッパ制御方式を採用し、制動は回生ブレーキを採用しました。
▼前照灯一灯式、片開きドアの車両で、京浜急行らしい伝統を引き継いだ車両でありました。外観では、先頭車両は非貫通式の運転台で、その見た目が「ダルマ」のようなので、それがニックネームとなりました。
▼登場当時は、側面の窓周りに白色を、あとはバーミリオンに塗り分けるカラーリングを行っていましたが、2000形の登場以来優等列車との区別をするため、旧1000形と同様に白色の帯を付けたカラーリングに変更となりました。
白帯の800形
▼車体は普通鋼製であるものの、右手操作式ワンハンドルのマスコンが新しく、マスコンは2000形にも採用された新しいものでありました。
▼最近の安全対策の一環としてホームドアが次々に導入されていく中で、4ドア車は3ドアの他の車両と互換性がなく、新型車両の導入もあって引退となったものです。
▼最後に動画をご紹介して、今日はこの辺でおしまい。
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コメント
京急800形は個性的で印象的な外観ですね。
ドア数統一という事情があるとはいえ、
昭和50年代から60年代にかけて製造された通勤車が
もう廃車とは、
いまだに万博輸送の増備車両が幅を利かせている
関西との状況のちがいを実感しますね。
投稿: るーと | 2019年6月29日 (土) 09時39分
るーとさん。
首都圏は、JRもそうですが
車両の更新が早いですね。
それだけ、儲かっていて
投資がしやすいのでしょうね。
投稿: kumoha313 | 2019年6月29日 (土) 10時43分