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温泉街の真上にある空港へ。【南紀白浜空港】

▼先月の連休に久しぶりに南紀白浜へ行ってきました。先日の台風では、有名な三段壁の岩石が一部崩落してしまったというニュースも報じられましたが、訪れた日は穏やかな天候の日でした。

▼南紀白浜は子どものころに夏休みになると海水浴に連れて行ってもらった思い出の場所です。当時は旧国鉄の急行「きのくに」や特急「くろしお」で白浜まで行きましたが、今回は、クルマで阪神高速湾岸線と和歌山自動車道、湯浅御坊道路などを利用して、約2時間で到着しました。

▼白良浜や円月島などの名所のほか、最近ではパンダの飼育で有名なアドベンチャーワールドがあります。

▼しかし、なんといっても温泉地として古くから知られています。さらにこの温泉地には空港があります。1968年に1200メートルの滑走路を持つ南紀白浜空港が開港。当時は、東京、大阪、名古屋と結ぶ航路がありました。しかし、その後、大阪、名古屋航路は廃止され、東京路線が残りました。

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▼1996年には東側の隣接地に1800メートルの新滑走路が設置され、その後2000メートルに延長されました。

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▼この空港は県庁のある和歌山市からははるか南にあり、空港の目的はビジネスと言うよりは、温泉などの観光目的がほとんどです。空港法に基づく地方管理空港に分類され、和歌山県が設置・管理を行っています。

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▼先代の空港はかなり規模が小さいもので、その当時見学した時には、冗談で航空券の確認は到着したキャビンアテンダントが行うのではないかと笑っていたところ、本当に降りてきたCAが切符のモギリをしていたので驚きました。また、警備員も自転車で飛行機が到着する前にどこからとなくやって来て、飛行機が飛び立つと、再び自転車でどこかへ帰っていきました。

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▼現在、日本航空の東京便が毎日3往復就航しており、機材はエンブラエル190となっています。空港のターミナルビルも立派になりましたが、1日3往復の便数では手持無沙汰は否めません。

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▼南紀白浜発は早朝、お昼及び夕方の3便が飛び立つ以外はチャーター便がない時は、ターミナルビルには人影が余りありません。売店や食堂の店員さんも暇そうにしていました。

▼最初に空港が設置されてから今年で50周年になりますが、地方空港は前回紹介した鳥取砂丘コナン空港と同様、なかなか経営は厳しそうです。

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▼最後に南紀白浜の名所のひとつである千畳敷をご紹介して今日はおしまいです。

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▼千畳敷の動画もどうぞ。

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コメント

白浜でも東京便が1日3便ですか。
需要に見合う本数ということでもなさそうですね。

投稿: るーと | 2018年10月 3日 (水) 23時40分

るーとさん。

関空や伊丹空港が近くにあっても、
温泉、ゴルフや、熊野古道観光で
東京便の需要はありそうです。

投稿: kumoha313 | 2018年10月 4日 (木) 22時17分

 今一日三便もある事自体異常ですよ。何であんな所に空港なんか建てたんでしょうね?
 来年から民営化されるそうですが毎年2億以上の補助金が投じられるから経営努力をする訳も無く、やる事といえば減便・値上げして安全対策もずさんなものになる事は火を見るより明らかなので県民は冷ややかな目で見ています。
 その運営する企業は空港のノウハウも無い素人集団で補助金に釣られただけですし、県も責任を民間に擦り付けたいだけですからね。
 そもそも白浜なんかパンダが死んだら終わりの何も無い所で需要なんかある訳がありません。
 さっさとあんな空港は廃止してメガソーラーにするべきだと思います。
 仁坂は今度の選挙で絶対に落とさなければいけない。

投稿: 名無し | 2018年11月 3日 (土) 18時13分

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