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2018年10月

JR西日本もプレミアム化へ動き出す。【新快速への有料座席サービスの導入】

○JR西日本では、10月24日の定例社長会見で、新快速への有料サービスの導入が発表されました。

◎JR西日本HP:JR西日本社長記者会見

○これは中期経営計画のJR西日本グループ共通戦略に「線区価値の向上」を掲げ、近畿エリアの鉄道事業における「利便性と快適性に優れた輸送サービスの提供」を目指した取り組みの一環です。

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○これまでも、新快速の12両化による着席機会の向上を進めてきましたが、今回の取組みは新たな価値となる「快適性」を加えることで、シニアや訪日外国人などの幅広いニーズに応えることとしています。

○新たな有料座席サービスの名称は、『新快速「Aシート」』と名付け、ロゴマークも設定するそうです。ロゴマークは、快適性を表す「Amenity」の頭文字、JR京都線・JR神戸線の路線記号アルファベット「A」、関西弁の「ええ」などの意味を持つアルファベットの「A」をモチーフに、リクライニングシートの形状がイメージできるものとしています。

○有料座席車両は既存の新快速用車両を改良し、テーブル付きリクライニングシートを設置し、内装、照明の改良、有料座席斗出入口付近を仕切ることとしています。

○各座席にはコンセントが設置され、無料Wi-Fiも提供され、荷物スペースが設けられることとなります。

○有料座席の発売方法は、ICOCAと現金の両方で支払うことができるようにし、車内で乗務員が発売する形で、1回500円になるようです。座席は乗客が自由に選択できるようにするため、早い者勝ちになることが予想されます。

○導入時期は2019年春ごろをめどに、運転する線区は、JR神戸線、JR京都線・琵琶湖線を対象に、1日上下4本と当初は少なめです。

○12両編成の新快速の9両目(神戸方から)に有料座席車両が組み込まれるので、223系1000代の改造でクハ223が対象車両となる予定です。

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○関西では、全席座席指定の特急列車を運行している近畿日本鉄道は別格として、南海電気鉄道が普通車と併結した座席指定特急サザンを運転しているほか、最近では京阪電気鉄道が8000系の特急車両の1両をプレミアムカ―に改造して座席有料化を行っています。

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○世の中の動きがサービスのプレミアム感を求めている中で、JR西日本もこれに倣ったものと思われます。当初の上下4本から増強が図られることになるか。今後の動きが気になるところです。今日はこの辺で。

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今年の展示車両はこれだ!【きんてつ鉄道まつり2018】

▼恒例の「きんてつ鉄道まつり2018」が今日から始まりました。今年も2日間の開催で、五位堂会場と高安会場の2か所同時開催です。

○近鉄ホームページ:きんてつ鉄道まつり2018

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▼10月27日(土)、28日(日)の2日間の開催ですが、今年も、このあと11月10日(土)、11日(日)の2日間塩浜会場でも開催が予定されています。

▼五位堂会場のメインイベントはなんといっても車両展示です。今年はなにかいつもわくわくするところですが、今年は、「つどい」と田原本線100周年記念復刻塗装車のダークグリーンの8400系が並べられていました。

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▼さらにその右側には、21000系アーバンライナーと22600系Ace、「はかるくん」が展示されていました。

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▼今回は天候にも恵まれて、初日の人出は多くなったと思われます。昨年は台風の影響で2日目は中止になったので、関係者も胸をなで下ろしていることでしょう。

▼五位堂会場での休憩電車は今年は5820系6両編成が当てられました。行先表示は「快速急行 大和八木」行きです。

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▼「あなたも運転士!」「あなたも車掌!」に使われた車両も例年通りシリーズ21形式の車両でした。
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▼「電車と綱引き」も恒例となりました。

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▼お入り直し中の車両では特急しゃりょうの新塗装の12410系や旧塗装の22000系ACEが留置されていました。

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▼京都市営地下鉄乗り入れ用に開発された3200系も検修中でした。

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▼一方、高安会場では、今年の運転台見学の車両は「伊勢志摩ライナー(レッド)」が当てられました。

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▼今年も運転台のカットモデルが展示されていました。無残にも運転台のみをカットされた18400系と3000系も。

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▼全般的にファミリー向けのイベントが多く、大人の鉄道ファンには少し物足りない内容となっています。しかし、これだけの規模の鉄道まつりを実施できるのはやはり近鉄くらいだと思います。そういう意味で、関係者の皆さんの努力は大変なものだと思います。いやはや感謝、感謝。今日はこの辺で。

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メルセデスベンツ新型Aクラスデビュー。【Mercesdez me に行ってきました。】

▼この連休は、関西ではなんとか台風の来襲を避けることができたようです。そこで、連休中グランフロントのMercedes me で開催されている「Mercedes-Benz Experience in Atumn 2018」に行ってきました。
Mercedes-Benz Experience in Atumn 2018

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▼メルセデスミーはうめきたグランフロント北館1階にあるメルセデスベンツのアンテナショップです。車両展示とコーヒーなどの飲み物が飲めるコーナーがあり、クルマを眺めながらゆっくりした時間を過ごすことができます。

▼メルセデスミーの前にある広場でCLA、C220、GLA250、smartなど主なメルセデスベンツのクルマが展示されています。しかし、今回の目玉は何といっても、まもなく発売が開始される新型Aクラスの展示です。

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▼新型Aクラスで注目されているのは、「MBUX」(Mercedes-Benz User eXperience)という新世代のインフォテインメントシステムが搭載されることです。このシステムは2つの液晶ディスプレイが横に並べられ、各種メーター、ナビゲーション、スマートフォン、オーディオその他の操作がこの画面ですべて行うことができるものです。

▼タッチパッドによる操作のほかに、今回画期的なものは音声による入力が非常にスムーズになったことがあげられます。自然言語対話型オンライン音声認識機能のことで、「ハイ、メルセデス」と言えば、AIが反応してくれ、定型的な言葉だけでなく、学習能力をもっていていろいろなコマンドに対応してくれるようです。

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▼この新型Aクラスはすでに欧州では発売されていますが、MBUXという新システムが上級車種ではなく、メルセデスベンツの入門編でもあるAクラスに搭載されたことが世界をあっと言わせました。欧州ではハッチバックのほかセダンも発表されており、今後日本では、どのようなモデルが発売されるのか楽しみなところです。

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▼日本への導入モデル、スペックや価格などはまだ明らかにはなっていませんが、10月18日には発売開始される予定で、いまからワクワクすることとなりそうです。

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今年も3会場で開催されます。【きんてつ鉄道まつり2018】

▼今年の「きんてつ鉄道まつり2018」の開催について、先日近畿日本鉄道のニュースリリースで発表がありました。遅ればせながらご紹介しましょう。

「きんてつ鉄道まつり2018」

▼今年は10月27日(土)・28日(日)の両日に五位堂検修車庫と高安車庫で、11月10日(土)・12日(日)の両日に塩浜検修車庫で開催される予定です。

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▼ホームページによると、今年の新たなイベントとして、五位堂会場では、トレインシミュレーターアプリ「Train Drive ATS 3 近鉄奈良線」ゲーム大会、高安会場では、伊勢志摩ライナー運転台見学、生駒ケーブルキャラクター ミケとクイズ大会、近鉄特急ビスタEXトラサーバー実演、線路でサイクリング体験が予定されています。

▼塩浜会場では、おしごと体験 電車のエンジニアになろう!、「のってみよう!」電気計測車 はかるくん、「みてみよう!」トンネル点検台車がメニューとして掲載されています。

▼五位堂会場は広い会場ですが、新イベントは1つだけです。五位堂のメインイベントはなんといっても車両展示で楽しみですが、今年はどの車両がやってくるでしょうか。高安に伊勢志摩ライナーが展示され、ビスタEXのトラサーバー実演があるので、それ以外の優等列車でしょうか。「しまかぜ」は土日は稼ぎ時なので無理でしょうが、点検中のアーバンライナーは展示されるでしょうか。

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▼塩浜会場は名古屋方面の近鉄ユーザーへのサービスの一環ですが、今年も秋の開催になりました。こちらは今回は「はかるくん」が展示されるのが目新しいところでしょうか。

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▼五位堂と高安のアクセス向上のために、高安駅への急行が臨時停車するのは毎年のこととですが、今回の団体専用列車は15200系の「新あおぞらⅡ」が充当され、乗車体験ツアーが実施されます。

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▼昨年は台風接近で中止になりましたが、今年はどうでしょうか。今年も大型台風が次々来襲し、まだまだ台風が発生しそうな気配があり心配ですね。今日はこの辺で。

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温泉街の真上にある空港へ。【南紀白浜空港】

▼先月の連休に久しぶりに南紀白浜へ行ってきました。先日の台風では、有名な三段壁の岩石が一部崩落してしまったというニュースも報じられましたが、訪れた日は穏やかな天候の日でした。

▼南紀白浜は子どものころに夏休みになると海水浴に連れて行ってもらった思い出の場所です。当時は旧国鉄の急行「きのくに」や特急「くろしお」で白浜まで行きましたが、今回は、クルマで阪神高速湾岸線と和歌山自動車道、湯浅御坊道路などを利用して、約2時間で到着しました。

▼白良浜や円月島などの名所のほか、最近ではパンダの飼育で有名なアドベンチャーワールドがあります。

▼しかし、なんといっても温泉地として古くから知られています。さらにこの温泉地には空港があります。1968年に1200メートルの滑走路を持つ南紀白浜空港が開港。当時は、東京、大阪、名古屋と結ぶ航路がありました。しかし、その後、大阪、名古屋航路は廃止され、東京路線が残りました。

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▼1996年には東側の隣接地に1800メートルの新滑走路が設置され、その後2000メートルに延長されました。

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▼この空港は県庁のある和歌山市からははるか南にあり、空港の目的はビジネスと言うよりは、温泉などの観光目的がほとんどです。空港法に基づく地方管理空港に分類され、和歌山県が設置・管理を行っています。

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▼先代の空港はかなり規模が小さいもので、その当時見学した時には、冗談で航空券の確認は到着したキャビンアテンダントが行うのではないかと笑っていたところ、本当に降りてきたCAが切符のモギリをしていたので驚きました。また、警備員も自転車で飛行機が到着する前にどこからとなくやって来て、飛行機が飛び立つと、再び自転車でどこかへ帰っていきました。

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▼現在、日本航空の東京便が毎日3往復就航しており、機材はエンブラエル190となっています。空港のターミナルビルも立派になりましたが、1日3往復の便数では手持無沙汰は否めません。

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▼南紀白浜発は早朝、お昼及び夕方の3便が飛び立つ以外はチャーター便がない時は、ターミナルビルには人影が余りありません。売店や食堂の店員さんも暇そうにしていました。

▼最初に空港が設置されてから今年で50周年になりますが、地方空港は前回紹介した鳥取砂丘コナン空港と同様、なかなか経営は厳しそうです。

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▼最後に南紀白浜の名所のひとつである千畳敷をご紹介して今日はおしまいです。

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▼千畳敷の動画もどうぞ。

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