ありがとう。20年間のお務め。【タンゴディスカバリー】
▼京都丹後鉄道の「タンゴディスカバリー」が車両変更のため、この5月6日土曜日で最終運行となります。
京都丹後鉄道 タンゴディスカバリー運行終了
▼2015年4月に、これまでの北近畿タンゴ鉄道から、運行会社がWILLER TRINSに変更となり、京都丹後鉄道となってはや2年。財政的に厳しい中、観光重視路線を突っ走ている同鉄道ですが、観光列車の「くろまつ」「あかまつ」に続き、タンゴディスカバリーも、すでに一部でリニューアルが実施されており、今回で完結することとなります。「丹後の海」として統一したデザインとして生まれ変わります。
▼既存の車両デザインでの運行終了に伴い、4月29日から5月6日まで、線内での特急運行が行われ、特別のヘッドマークが掲出されます。また、乗車券の「ありがとうタンゴディスカバリーきっぷ」が5月31日まで発売されます。さらに、クリアファイル、キーホルダー、缶バッジなどのグッズも販売されるようです。
▼思えば、KTR(運行会社はかわりましたが、略称は同じ。)は、京都勤務時代に、丹後に出張と言えば、大変お世話になりました。日本一の第三セクター赤字路線ですが、運行形態を変更して、良くなったのでしょうか。気になるところではあります。
▼新運行会社は、KTRはあまり好みではないらしく、「丹鉄」を勧めているようです。西舞鶴駅の表示も、「丹鉄」ですね。
▼すでに、JRとの相互乗り入れは2011年3月のダイヤ改正でなくなり、丹鉄線区での運行になっていました。観光列車として力をいれる理由は、こういう事情があります。これまで、新大阪や京都への乗り入れもありました。新大阪への乗り入れでは183系の「北近畿」との併結も実施された華やかな時代もありました。
▼「タンゴディスカバリー」から「丹後の海」へ。水戸岡デザインの車両への統一が完成です。さよなら、「タンゴディスカバリー」。ありがとう。今日はこの辺で。
| 固定リンク
「関西私鉄」カテゴリの記事
- 観光特急「あをによし」運行開始から2週間あまり。(2022.05.15)
- 観光特急「あをによし」が運行開始。(2022.05.04)
- 観光特急「あをによし」の運転の詳細がわかりました。【近鉄】(2022.03.23)
- 終夜運転に団体専用列車「楽」を充当。【近鉄】(2021.12.28)
- コロナ禍における2つの取組み 「ワーケーショントレイン」「定期券呈示割引サービス」【近畿日本鉄道】(2021.11.17)
コメント
沿線に観光資源があるローカル鉄道は、
各社こぞって観光鉄道化を競い合っているので、
個性を打ち出すにもひと工夫いりますね。
投稿: るーと | 2017年5月 7日 (日) 17時37分
るーとさん。
地域の足という役割もあるのですが、
それは十分できているのか、
心配になります。
投稿: kumoha313 | 2017年5月 7日 (日) 21時00分