415系で3.6キロの海峡を越えて行きました。【正月乗り放題きっぷツアー】
▼わずか46分で広島から小倉に着いちゃいました。車内のランチもゆっくりは食べられません。「のぞみ」グリーンで一度海峡を越えて小倉に到着。再び、これで約4キロの海峡を越えて、下関に向かいました。
▼超えた海峡はご存知、本州と九州を結ぶ関門海峡です。水底トンネルは上りが全長3604.63メートル、下りが全長3614.04メートルあるそうです。建設開始は1936年9月、下り線が1942年7月に開通。上り線は1944年8月の開通。太平洋戦争の最中によく開通させたものですね。軍事的・戦略的な意味もあり、重要視されていたのでしょう。
▼小倉からは普通列車で15分ほどで下関に着きます。途中門司駅に停まり、トンネルを越えると、もう下関駅です。山陽新幹線ができるまでは、この下関駅は本州と九州を結ぶ鉄道の重要な拠点であり、数多くの優等列車や貨物列車が往来しました。いまや偉大なローカル線といった風情を醸し出しています。
▼JR九州の415系は4両編成でやって来るし、JR西日本の山陰本線の列車は2両編成の気動車だし、山陽本線も4両編成の115系などしか来ないので、いまや長大なホームは無用の長物のようにも思えます。ブルートレインが廃止になって一層その思いは強くなりました。
▼しかし、JR西日本とJR九州の境界駅ということもあって、車両はいろいろ面白いものがあります。交直流両用の415系、直流115系、気動車キハもやって来ます。
▼長門市仙崎出身の童謡詩人、金子みすゞにちなんで、こんな駅の案内表示があります。
▼青い三角屋根が特長の駅舎は2006年1月に放火により焼失してしまい、現在は近代的な特徴のない駅舎になってしまいました。
▼少しの滞在時間ですが、下関の駅周辺をうろうろして、これで、小倉へと戻ります。今日はこの辺で。
| 固定リンク
「乗り放題きっぷの旅」カテゴリの記事
- 秋の乗り放題きっぷの発売。【近鉄全線3日間フリーきっぷ・近鉄1dayおでかけきっぷ・JR西日本 どこでもきっぷ・JR西日本 関西どこでもきっぷ】(2021.10.07)
- JR西日本乗り放題きっぷの旅回顧。(北陸本線、北陸新幹線、山陽新幹線、博多南線)【2020年】(2021.01.07)
- JR西日本乗り放題きっぷの旅回顧。(北陸本線、北陸新幹線、山陽新幹線)【2019年】(2021.01.06)
- JR西日本乗り放題きっぷの旅回顧(北陸本線、山陽新幹線)【2018年】(2021.01.05)
- JR西日本乗り放題きっぷの旅回顧【2015年・2016年・2017年】(2021.01.04)
コメント
下関には鉄道で行く機会がなかなかありません。
新幹線は新下関を通過するだけだし、
唐戸市場には何回か行ったことがありますが、
いつもクルマ利用なので。
投稿: るーと | 2017年1月13日 (金) 00時35分
るーとさん。
そうですか。
関門トンネルで下関、門司を
行ったり来たりは面白いですよ。
今度はぜひどうぞ。
投稿: kumoha313 | 2017年1月13日 (金) 21時26分