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2016年11月

関空アクセス向上のために何が必要か。【南海線ダイヤ改正となにわ筋線】

▼11月17日、南海電鉄は「空港アクセスと関西空港駅の利便性がさらに向上します!」として、ダイヤ改正と関西空港駅の外国人専用窓口の拡大を主な内容とした施策をプレスリリースしました。南海電鉄HP「空港アクセスと関西空港駅の利便性向上」 
 
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▼ダイヤ改正は来年1月28日(土)からの実施で、ダイヤ改正の主な内容は、まず早朝時間帯の利便性向上として、5時台の下り空港急行を1本増発。土休日のラピートを上下1本ずつ増発し、始発ラピートの発車時刻を繰り上げます。
 
▼次に、深夜時間帯の利便性向上として、23時台の上り空港急行を2本増発。関空発最終列車の発車時刻を15分繰り下げ。ラピートを上下1本ずつ増発し、終発ラピートの発車時刻を繰り下げます。
 
▼さらに、混雑緩和策として、空港急行を増発し、現行6両編成の8両編成での運転本数を倍増させます。
 
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▼また、関空駅「南海チケットインフォメーション(訪日外国人専用窓口)」を拡大し、対応窓口が3か所になります。
 
▼関西空港では、LCCの路線拡大に伴い、主にアジアからの外国人旅行者が増加しており、南海線及び空港線ではうれしい悲鳴!?が生じているようです。そのため、今回のダイヤ改正などの施策の実施となったようです。
 
▼ところで、既存の関空へのアクセスは、南海電鉄しかり、JR西日本の阪和線もすでに乗客が増加しており、JR阪和線では沿線の住宅開発での人口増もあり、「はるか」「「くろしお」の増発もままならず、朝夕のラッシュアワー時はダイヤがパンク状態になっています。
 
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▼そこで、 国土交通省や地元自治体では、大阪ビジネス拠点から関空をはじめとする高速交通ネットワークへのアクセス改善方策の検討を進めており、 その骨格となるのは、なにわ筋線の整備と東海道支線地下化です。国土交通省調査結果概要
 
▼なにわ筋線、東海道支線の地下化などの整備より、新幹線新大阪駅へのアクセス改善、梅田などからの関空へのアクセス改善が図られるなどの意義・性格、JR難波・南海汐見橋ルートやJR難波・南海難波ルートの整備ルートの技術的実現性の検討、時間短縮効果、需要予測、費用便益分析、収支採算性なども検討が行われています。
 
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▼検討結果としては、JR難波・南海難波ルートが需要予測、費用便益分析、収支採算性等も踏まえ比較的良好なコースと考えられ、今後、具体的な検討を行うにあたっては、地域の自治体が連携して関係の鉄道事業者等との調整を進め、事業化に向けた運行主体・運行形態等の検討を行い、具体化を目指すことが期待されるとしています。
 
▼今後も、関空の外国人訪問客が増加し続けるとすれば、こうした検討結果もより具体的に進んでいくことになるでしょう。
 
▼JRWにとってはパンクする阪和線のバイパスとして、新大阪からなにわ筋線を通じて南海にアクセス特急を走らせることも一考かという見方もあるようだし、南海も新大阪に直接乗り入れることにより、新幹線とのアクセスが断然よくなることから、鉄道事業者にとってはメリットはありそうです。
 
▼地元自治体においても、大阪市と大阪府が日本維新の会の市長と知事が首長をしており、とかく仲の悪かった大阪府と大阪市では協調的な施策が行われる可能性が高い状況となっています。
 
▼さて、関空アクセスをめぐる鉄道事業のありかたはどういう方向に向かうでしょうか。今後も目が離せません。今日はこの辺で。
 
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