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新旧交代の時代到来。【JR阪和線103系→225系5100番台】

▼元々、国鉄時代には、元々ライバルの私鉄を買収した路線では、過去の遺恨からか新型車両を導入することはなく、旧型車両を投入する伝統があったように噂で聞いています。噂にたがわず、阪和線でも、国鉄時代は、各路線でいらなくなった旧型国電が子供の頃はよく見受けられました。JR時代になっても、各地の103系や東海道の緩行線でいらなくなった205系がいまだに運用されています。
 
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103系@天王寺駅
 
▼もっとも、JRになってからは、過去の遺恨というわけではなく、財政的な問題から老朽化を少しでも防いで、車両の寿命を長く持たす体質改善車が運用されています。したがって、103系などはオリジナルとはだいぶ変わっているところがあります。
 
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103系@天王寺駅
 
▼この103系では、運転席の窓は一枚ガラスになっており、元の顔とはだいぶ異なります。屋根にも丸形のベンチレーターは保守がしやすいように、取り除かれ、集中型のクーラーが載っているだけのシンプルな形状となっています。
 
▼和歌山方の先頭車両はクハ103—256。
 
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▼天王寺方の先頭車両はクハ103-255。よく似た車番を集めていますが、その他の中間車両の車番はバラバラでした。各地の余剰車両を寄せ集めて編成し直したからでしょう。
 
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▼快速列車では、関西空港へのアクセス路線として重要な使命を帯びてからは、113系は早くから姿を消し、223系0番台、さらに225系5000番台が導入されています。しかし、普通列車では長いこと103系や205系が運用されてきました。しかし、その状況にも変化が起きつつあります。
 
▼快速運用の225系5000番台に引き続き、225系5100番台が導入されはじめ、特に普通列車用に6両編成の5100番台も運用が開始されました。これにより、とうとう、103系は徐々に姿を消すことになりそうです。
 
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普通熊取行きの225系5100番台@天王寺駅
 
▼快速用では4両編成のユニットが導入されましたが、普通列車用には6両編成のユニットが運用され、その編成数も今後増えていくでしょう。
 
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▼この5100番台は、津波避難用はしごや公衆無線LANが搭載されるなど、新しい試みが実施されていますが、一つ残念なのは、室内照明がLED化されるに伴い照明カバーがなくなったことです。これは、内装にもこだわる関西の鉄道の伝統が崩れ、ちょっと世知辛い感じがします。
 
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カバーのないLED照明
 
▼とはいうものの、お古ばかりの阪和線に新造の車両がどんどん導入される時代になり、隔世の感がありますね。ということで、最後は、天王寺駅の新旧車両の発着風景をご紹介して終わります。今日はこの辺で。
 
 
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コメント

阪和線の103系は225系に置き換えですか。
とすると、大和路線の103系や201系は…?
ちょっぴり気になりますね。

投稿: るーと | 2016年9月 3日 (土) 00時32分

るーとさん。

大和路線は201系が主流なので、
こちらは、当面201系が維持ですかね。

投稿: kumoha313 | 2016年9月 3日 (土) 22時29分

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