ドクターWESTに会ってきた。【京都鉄道博物館・キヤ141】
▼お盆の真っ最中ですが、こんなお知らせに惹かれて京都鉄道博物館に行ってきました。
▼本館1階の「車両工場」に総合検測車「キヤ141」が8月12日と13日の両日展示しておりとのことで、混雑を覚悟で行ってきました。いつもは慣れぬ車両には是非会っておかないといけないということで、少しピークを外して出かけた次第です。
▼キヤ141は、
電気系統と軌道系統の検測項目を1編成で測定できる総合試験車で、電化・非電化区間を問わず走行できるよう、動力はディーゼルの気動車方式となっています。
愛称は「ドクターWEST」と呼ばれています。
▼車体は軽量ステンレス鋼を使い、室内には発電機、測定機器類を搭載するため、その重量に耐える構造となっており、車体断面形状は、測定スタッフの居住スペースと往来スペース両立できるよう車体幅が大きくなっています。
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車体の塗装はステンレス鋼のむき出しですが、側面窓の周りは検測車のイメージであるイエローのカラーフィルムが貼られています。
▼編成はキクヤ141とキヤ141からなっています。キクヤ141は運転台、検測機器と照明などを給電する発電機と燃料タンク、空気タンクなどが設置された発電機室と、軌道系統の測定室、さらに休憩室があります。
▼キヤ141は、運転台、
信号系統の検測器が設置された測定室、トイレ、洗面所があります。
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キクヤ141の台車は軌道検測装置を装備した変わった形の台車です。
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製造者は新潟トランシスで、2編成が活躍しており、どちらも吹田総合車両所京都支所に配置されています。
屋根から見てみると、気動車らしく、煙突があります。
▼無線などのアンテナも多く設置されています。
▼室内用の空調機器は通常の営業車と同様のもののようです。
▼子ども用の説明書きは次のように表示されています。
▼博物館のホームページでは、11時30分現在で、当日券を購入して入場するのに15分待ち、レストランは60分待ちとなっていましたが、筆者が到着した14時くらいには、ほとんど入場する待ち時間はありませんでした。
▼さて、次回からは、5月の入館でご紹介できなかったアレなどもアップしていきたいと思います。今日はこの辺で。
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コメント
こういう形で現役車両も展示できるのは
おもしろいですね。
投稿: るーと | 2016年8月15日 (月) 00時58分
るーとさん。
入換でいろいろ外から
展示物を持ってこれるのは
いいですね。
投稿: kumoha313 | 2016年8月16日 (火) 23時09分