扇形車庫や転車台は健在です。【京都鉄道博物館】7
▼京都鉄道博物館の7回目。今回は、本館から連絡デッキを通って、いよいよ蒸気機関車が体を休める扇形車庫に着きました。8年前に訪れたときから、変わらず多数の蒸気機関車が展示されています。
▼転車台の周りには、C56-160号機とC62-2号機が並べられていました。C56には「SL北びわこ号」のヘッドマークは付けられていました。
▼このシゴロクはポニーという愛称で呼ばれており、小型軽量で保守の容易な機関車として導入されました。シゴロクは転車台のない地域でもバックで運転しやすいように、テンダーの側面を大きく切り取って、後方の視界が妨げられないように工夫されていました。しかし、バック運転には不向きで脱線が相次ぎ、入換以外ではあまりバック運転はされなかったようです。
▼その隣は優美な姿を見せるC62形機関車です。東海道本線や山陽本線の優等列車の牽引に運用された機関車で、戦後の1948年から翌年にかけて製造された比較的新しい機関車です。
▼特急「つばめ」や「はと」の牽引機として活躍。
華のある機関車です。つばめマークの付いたC62-2号機はその後北海道の函館本線で急行列車として運用されC51や同型機都の重連で運転されたそうです。
▼検修車庫にはお馴染みの蒸気機関車が休んでいます。D52形、C59形、D51形など。
▼一番端には、可愛すぎる7100形「義経」号がいました。明治時代にアメリカから輸入され、北海道の幌内鉄道で運用されました。弁天町にあった交通科学博物館では動かすことができなかったのですが、今回、京都に移されるにあたり、動態保存することとなり、SLスチーム号として構内運転が実現しました。
▼やはり、この蒸気は米国産の雰囲気がぷんぷん。特に牛除け(カウキャッチャー)が付いているので、そのイメージが強く感じられます。
▼一通り検修車庫を見て廻って、次は構内運転を行うSLスチーム号を見に行きます。今日はこの辺で。
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コメント
私が”梅小路蒸気機関車館”を再訪したのは、
実に40年ぶりだったりします(^^;。
投稿: るーと | 2016年6月 1日 (水) 00時03分
るーとさん。
そんなになりますか。
私は梅小路の終わりごろと今回と
ある程度どう変わったか、
最近に行っているので比較ができます。
投稿: kumoha313 | 2016年6月 1日 (水) 22時49分