3月26日ダイヤ改正でここが変わる。【JR西日本】
▼3月26日土曜日にJR各社のダイヤ改正がありました。メジャーなものでは、新幹線が北海道まで運転されることになったことでしょう。筆者の地元は関西なので、今回はJR西日本の主な改正点を見ていきましょう。
▼新幹線、在来線特急関連では、北陸新幹線の「はくたか」の一部列車の所要時間短縮や特急「サンダーバード」の増発があるくらいで大きな改正点はありません。ただし、関空特急「はるか」はインバウンドによる利用が好調で、昼間時間帯で6往復が増発となりました。また、朝の下りと夕方以降の上りは高槻に停車することとなりました。通勤客への利便性を向上させる目的のようです。
▼特急「ひだ」と北陸新幹線との富山での接続の改善で首都圏から高山方面へは午前中に到着が可能となりました。播但線経由の特急「はまかぜ」の一部が、天空の城の一躍有名になった竹田に停車することになりました。観光客の利便性の向上が目的のようです。
▼特急「くろしお」が夕方以降に新大阪を発車する下りはすべて和泉砂川に停車することとなりました。通勤客をこまめに拾っていく戦略でしょうか。
▼近距離列車では、昼間時間帯の大阪駅において、新快速及び快速の発時刻が等間隔になりました。これまで新快速は0分、15分、30分、45分発車、快速は5分、20分、35分、50分発車となっていましたが、今回のダイヤ改正で、快速の発車時刻を7分、22分、37分、52分といったように等間隔にしています。これは、新快速の乗客が集中するのを避けることが目的のように思えます。
▼JR神戸線に新駅が開業しました。六甲道と灘間の「摩耶駅」と御着と姫路間の「東姫路駅」です。2駅とも普通のみの停車ですが、普通での所要時間は伸びることなります。また、高槻駅に新ホームが完成しました。これは新快速用のホームで、従来のホームは快速と普通が停車し、高槻駅での混雑の解消を図るためだそうです。
▼広島エリアでは、平日の昼間時間帯のすべての電車が新型の227系での運転となります。これにより115系などはますます見ることが少なくなりそうです。
▼今回のダイヤ改正で、残念なことは、大阪発着の特急「しなの」が廃止となりました。大阪・長野間の441.2kmの走行距離は昼行特急では最も長距離だったそうです。しかし、利用者が減少したことにより、大阪・名古屋間がカットされることとなりました。
▼JR西日本のダイヤ改正の概略を見てきましたが、今回の改正は小ぶりな改正である印象を受けます。昨年は北陸新幹線の開業で大幅な改正を実施したので、今回は微修正に終始しているということでしょうか。今日はこの辺で。
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