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新型の赤い電車が貫通形に。【京急新1000形・1800番台】

▼京浜急行から12月22日に2015年度の新造車両についてのプレスリリースがありました。来年3月にデビューする新1000形1800番台について、デザインの変更のお知らせです。

◎京急HP:http://www.keikyu.co.jp/company/news/2015/20151222HP_15146NN.html

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新1000形アルミ車体@品川

▼新1000形は京急の標準車ともいえる車両で、旧の1000形の後継車両です。すでに旧の1000形が引退して、今や新1000形が京急車両に占める割合は4割だそうです。新1000形の先頭車両のデザインは、600形以降、地下区間の運転も想定して、前面に扉を設置して、車両から非難が容易にできるように設計されています。しかし、8両の固定車両で、品川から以南では4両の増結をしていますが、車両間の移動はできませんでした。

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新1000形ステンレス車体@品川

▼今回増備する新1000形1800番台は、ステンレス車体の4両編成で、普通から快急、都営直通列車まで柔軟な対応ができるように、貫通路を設置し、扉を真ん中に持ってきました。これにより、車両間の乗り移りが容易になります。

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2000形と新1000形ステンレス車体との連結@品川

▼新造車両では、車体側面に幅広の赤と白色フィルムをデザインすることで、従来からの「赤い電車」のイメージを踏襲するそうです。車両の長さなどの基本仕様や基本性能、バリアフリー設備などには変更なありません。

▼導入時期としては、2016年3月を予定。4両編成2本、計8両がまず導入されるようです。ただ、今後の貫通形車両の増備計画は未定だそうです。

▼やはり、京急にはステンレス車体は似合わないですね。たぶん評判が悪かったのかも。今回のステンレス車体の新造車両は、ファンなどからの批判を受けて、従来のカラーリングに戻したものとも言えるかもしれませんね。

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現在の京急車両のデザインの原型、600形@品川

▼近鉄や阪神を除いて、最近の鉄道各社は、増結車両の連結については、おざなりな対応で、車両間の乗り移りができないことが多く、乗客のサービス面からはマイナスイメージがあります。今回の京急のデザイン変更は、その意味で、いいイメージとはなるでしょうが、最近の京急車両を見慣れた者にとっては、新型の1000形1800番台はどのように見えるのか。実車を拝見して考えてみたいと思います。今日はこの辺で。チャオ。

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コメント

個人的には、運転台付車両同士を連結する場合は
貫通路を設けることが望ましいと考えておりまして、
構造上非貫通な103系とかはともかく、
ぱっと見避難通路が貫通扉に見える
221系や223系、321系等の先頭車同士が幌なしで連結されているのを見ると、
「なんだかなぁ…」という感じです。
とりわけ223系の場合はちょっと後退角は控えめですが、
デザインはそれほど遜色ない貫通扉付仕様もあるだけに、
そのことをより強く感じます。

というわけで、京急が貫通扉付の先頭車を新造するのはよいことです。
その機能をフルに活用してほしいものですね。

投稿: るーと | 2015年12月23日 (水) 19時11分

るーとさん。

貫通扉について、熱く語っていただき
ありがとうございます。

やはり、連結している以上、
車両間を移動できることが
乗客サービス面や安全面で
望ましいことでしょうね。

さて、京急ではどの程度まで
貫通扉が復活するでしょうか。

投稿: kumoha313 | 2015年12月23日 (水) 21時53分

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