二度目のリバイバル塗装の末にサヨナラ。【南海7000系】
▼南海電気鉄道では、創業130周年及びさよなら7000系記念企画として、「懐かしの緑色」の旧塗装を施した特急サザンを期間限定で運行しています。
▼特急サザンの5編成中の1編成が旧塗装を施した7000系4両と10000系4両で運行されています。旧塗装を施した7000系は9月までの運行で、その先の予定は引退が待っているようです。
▼7000系は1963年から1968年までの5年間に製造され、南海電鉄では最も使用年数が長い車両となっています。2015年9月現在で、4両1編成を残すのみとなっています。
▼特徴としては、通勤形として1両あたり片側の乗降ドアが4ドアとなっています。ただし、片開きドアを採用しています。特急サザンの自由席車両として10000系と連結して運用されるほか、急行、区間急行、準急、普通車と汎用性は高い車両です。
▼南海本線特有の問題である海辺を走行する関係で塩害には悩まされており、1980年代の大規模なリニューアルにもかかわらず、空港線の開業などにより、車両の老朽化は著しいものとなっていました。
▼そこで、現在の7037F編成を最後に7000系は引退することとなり、今回のリバイバル塗装での登場となり、あわせて、特急サザンで一緒に運用される10000系も旧塗装を施されることとなりました。
▼実は旧塗装での登場は南海電鉄創業120周年の2005年にもありました。このときは今回の7037Fと、7027Fの6両編成が旧塗装で登場しました。
▼今回のリバイバル塗装は本当にこれで最後と言えるもので、記録しておく価値のあるものでしょう。筆者が撮影に訪れた9月26日の日曜日の難波駅には、撮影するファンも比較的多くいました。しかし、場所取りをするほどの混雑ではなく、ゆっくりと撮影ができました。
▼9月30日の最後の運転日は混雑するでしょうか。平日にあたるので、どうなるでしょうか。次回は、もう少し詳しく先日の撮影記録をご紹介しましょう。今日はこの辺で。チャオ。
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コメント
塩害かぁ…。すっかり忘れてました(^^;。
こういう路線だとステンレス車やアルミ車も
投入し甲斐がありますね。
投稿: るーと | 2015年10月 3日 (土) 09時36分
るーとさん。
南海は塩害の影響が大きいですね。
海沿いを走る距離が長いですから。
車両の供給は東急車輛から総合車両製作所に
引き継がれてますから、
ステンレス車両になる必然ですね。
投稿: kumoha313 | 2015年10月 3日 (土) 16時39分