梅雨明け宣言、さぁ山に登ろう4。【比叡山】
▼比叡山山頂からバスに乗り、今度は比叡山延暦寺へと向かいます。比叡山頂バス停から延暦寺バスセンターまで乗車。1dayチケットでは山内シャトルバスに乗り放題です。運賃は160円。
▼比叡山頂からは急な坂道をバスは降りて行きます。道の右側は琵琶湖が見えます。約7分でバスセンターに到着。比叡山は大きく3つのエリアに分かれます。東塔、西塔、横川の3つの地域です。バスセンターは東塔地域に属します。ここで、有名な延暦寺の総本堂の根本中堂を見学します。
▼平安時代に僧・最澄がこの地に日本に合った日本天台宗を開き、その後、さまざまな高僧が集まり、特に鎌倉時代には、浄土宗の開祖・法然、臨済宗開祖・の栄西、浄土真宗の開祖・親鸞、曹洞宗の開祖・道元、日蓮宗の開祖・日蓮といった名僧を輩出しました。1994年には世界文化遺産として登録が認定されました。
▼中世以降、いわば総合大学といった位置づけもありうる日本の学問の中心として発展遂げました。その後戦乱の世になり、織田信長による焼き討ちなどを経て、江戸時代に入ると、徳川家光が、何回となく焼け落ちた根本中堂を再建したそうです。現在の根本中堂は江戸時代のものです。
▼根本中堂は現在平成の大改修の真っ最中でいたるところに、足場が組まれています。お堂の中は薄暗く、ひんやりととしています。ものすごく大きな建物で、まさに宗教の本山に相応しい荘厳さが感じられます。
▼バスセンターからシャトルバスに乗り、今度は横川に向かいます。運賃は660円。奥比叡ドライブウェイをバスは走ります。眼下には琵琶湖の雄大な風景が広がります。
▼横川は延暦寺の一番北のエリアに位置します。慈覚大師円仁によって開かれ、親鸞、日蓮、道元などの名僧が修業を行った地でもあります。
▼ここでは、横川中堂を見学。ご本尊は聖観世音菩薩立像で、度重なる火災にもかかわらず、不思議に難を免れた平安時代の典型的な木像だそうです。
▼秋の紅葉シーズンにはよく紹介されるお堂とモミジの風景はこれでしょうか。
▼うっそうとした緑の中で森林浴をした後、再びシャトルバスにて、比叡山頂へと戻ります。運賃は760円。
▼西塔、東塔を経て、山頂へと戻って来ました。20分あまりのバスの乗車。途中、眼下には琵琶湖の風景が見え、まるで空中散歩のような感じがします。
▼ガーデンミュージアム比叡に再び入園して、ロープウェイの駅へと向かいます。次回は、八瀬比叡山口への帰り道をご紹介しましょう。今日はこの辺で。チャオ。
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コメント
延暦寺にも行ったことはあるはずなのですが、
いつ頃だったかははっきりとは思い出せません(^^;。
学生時代だったような気はするのですが…。
投稿: るーと | 2015年8月 1日 (土) 09時24分
るーとさん。
関西人が、避暑で一度や二度は
行くところが比叡山と高野山でしょうか。
投稿: kumoha313 | 2015年8月10日 (月) 08時27分