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2015年6月

JR東海の標準車両と言えば・・・【KATO・313系1600番台】

▼久しぶりの模型の話。ボーナスの季節となりました。ちょっと気が大きくなって、店頭に並んだ特価品に目がいきました。3割5分引きです。それがこれです。

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▼JR東海の標準車両ともいえる313系。313系は老朽化した103系、113系、165系の代替車両として、1999年に初デビューしています。今回のモデルはその中で、中央線に配備されている1600番台、3両編成です。

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▼車体構造は軽量オールステンレス製、運転台部のみ普通鋼製となっています。先頭車両は貫通扉と幌を完備。先頭部の窓ガラスはパノラミック・ウィンドウで、左右の上部には行先表示器と種別表示器が備え付けられ、中央上部にはLEDの前照灯が付いています。前面窓下の前照灯はHIDランプが採用されています。

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▼この1600番台は神領車両区に配置され、主に中央本線で運用されています。行先表示器は幕式に代わり、フルカラーのLED式に変更され、バリアフリー対応として、車イス対応の洋式トイレ、運転情報記録機能付きモニター装置、緊急列車停止装置などの安全対策装置も設置されています。

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▼座席は、セミクロスシートで、車端部にはロングシートが設置されて、混雑時への対応を図っています。

▼次に1両ずつ見ていきましょう。まず、電動制御車のクモハ313-1604です。パンタグラフが運転台とは反対側に付いています。

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▼真ん中の車両は、電動車のモハ313-1604です。

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▼最後は、制御車のクハ312-406です。

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▼このモデルでは信号炎管や無線アンテナは当初から付いていますので、細かな作業が必要ありません。

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▼KATOの模型はリアルで非常に仕上がっていますが、一つだけ文句を言うと、貫通ドアのガラスが入っていないことです。連結面だから、普通は見えないので省略されていますが、できれば入れてほしいものです。

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▼精巧さを物語るものとしては、先頭車両のパノラミック・ウィンドウに表現されている編成番号です。このモデルでは、1600番台のB107編成となっています。これはなかなか凝った表現です。

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▼さて、今度は時間ができれば、走行させてみたいです。走行シーンも撮ってみたいですね。今日はこの辺で。チャオ。

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来年初夏のサミット開催に向けて盛り上がるか!?【近鉄】

▼6月3日の記者会見で、菅官房長官は来年の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を5月26、27両日に開催すると発表しました。

○アサヒコム:http://www.asahi.com/articles/ASH6R51RGH6RUTFK00C.html

▼サミットの主会場は賢島になる模様で、アクセスとしては近鉄特急が注目を受けることになるでしょう。また、同じ近鉄グループの志摩観光ホテルが会議場、宿泊場所になることでしょう。志摩観光ホテルは天皇陛下も何度もご宿泊になり、VIP対応では実績のあるホテルではありますし、従来のクラッシックとともに、最近新しく建てられたベイスイートもサミット対応としては十分でしょう。

▼ということで、今回は賢島に向かう近鉄の個性的な観光特急に触れてみました。まずは、何といっても2013年春にデビューしたプレミアム観光特急の「しまかぜ」をご紹介しましょう。

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▼当初、大阪難波及び近鉄名古屋から賢島への2往復が運転されましたが、2014年秋には京都から賢島への路線も運転され、現在賢島へは3本の「しまかぜ」がやって来ます。

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▼続いては、これまでは伊勢志摩方面への観光特急と言えば、これでした。

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▼伊勢神宮式年遷宮に合わせて、リニューアルが進められ、内装とともに塗装もこれまでのイエロー1色から、レッドも加えられました。

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▼団体専用列車としては、汎用型特急車両の12200系を改造した15200系「あおぞらⅡ」があります。先代の18400系のカラーを踏襲してブルーとホワイトのツートンカラーです。

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▼同じ団体専用列車ではありますが、全車ハイデッカーの20000系「楽」もユニークな車両です。1編成しかない貴重な編成です。

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▼おしまいは、クラブツーリズムのツアー会社の専用列車15400系「かぎろひ」です。モスグリーンのカラーリングと金色の帯がゴージャス感を醸し出しています。

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▼さて、来年の伊勢志摩サミットでは、賢島までのアクセスとして、これらの特急列車は使用されるのでしょうか。もし、使用されれば海外にも紹介され、近鉄としてはかなりグローバルなアピールにつながることでしょう。

▼今日の最後は、いまご紹介した個性的な特急列車群を動画でご紹介して締めにします。チャオ。

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懐かしい緑のツートンは・・・お休み中。【代わりにHAPPY LINER】

▼南海電鉄は今年創業130周年だそうです。さらに、今年の秋には7000系が運行を終了するとのことです。それを記念して、懐かしの緑色の旧塗装を施した7000系4両と10000系4両の8両で特急サザンとして運行を始めました。
◎南海電鉄HP:http://www.nankai.co.jp/traffic/info/130anniversary.html

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▼そんな南海に乗って今日はりんくうタウン駅までお仕事でした。行き帰りはせっかくだから、難波からラピートで往復しました。往きは速達型のラピートαで、停車駅は新今宮、天下茶屋、泉佐野、りんくうタウンです。難波から32分で到着。

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▼相変わらず、空席が目立ちますが、昨今、LCCの就航で関空はアジアからの観光客が来るようになり、結構座席が埋まっていますね。とはいうものの、当日でも座席指定は余裕です。

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▼仕事までに時間もあるし、りんくうタウン駅で少し撮りテツ。そうしたら、こんなんがやって来ました。

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▼りんくうタウン駅は南海とJRの共管駅なので、南海のラピート、関空急行、普通が停車。JRは特急「はるか」以外、関空快速が停車します。225系もやって来ました。

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▼ところで、懐かしの緑色の7000系と10000系の特急サザンですが、旧塗装での運行は、7000系が2015年6月13日から2015年9月までの限定運転。10000系は同じく6月13日から2016年3月まで運転。なお、ヘッドマークの掲出は8月末までだそうです。

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▼それにしても、最近では見慣れた新塗装の南海車両ではありますが、緑のツートンが現れると、やはり、こちらの方が目に馴染みます。これが南海のカラーですからね。

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▼残念ながら、緑のツートンは朝には出会えませんでした。帰りに会えるかなと期待していましたが、住之江車庫で休憩中でした。ダイヤ情報では18時40分難波発が夜のお勤めで、それまでは待機のようです。

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▼塗装はヘンテコですが、南海の代表的な車両であった7000系が姿を消すと、下のこればかりになるのでしょうか。関東系の私鉄に多い、コストカットのために個性のない標準車体である8000系。これが主流になるのでしょうか。

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▼てなことを考えていたら、りんくうタウン駅からの帰りのラピートは、なんと!これでした!LCCのPeachとのコラボ企画のrapi:t HAPPY LINERがやって来ました。

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▼今回乗車のラピートはβで、難波まで泉佐野、岸和田、堺、天下茶屋、新今宮と停車駅は多めです。難波までは38分かかります。このrapi:t HAPPY LINERは8月末までの運行。撮影と乗車はお早い目にどうぞ。

▼ところで、この車内には「小さな幸せ」のハートマークのステッカーが貼ってあり、それを見つけると幸せになれるとのこと。3号車の真ん中、ハットラックにハートマークを見つけました!

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▼緑色の懐かしいツートンには乗れませんでしたが、ラピート・ハッピーライナーには乗れたので、今日はハッピー!?ということで、今日はこの辺で。チャオ。

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先に増結車両の2ブツが停車。あとに6両のこれがやって来ます。【阪神1000系】

▼阪神尼崎駅では、阪神なんば線経由で近鉄奈良線に乗り入れる車両の増結が行われます。阪神本線では6両以上の編成が停車することができないため、尼崎駅で増結して、8両あるいは10両になって奈良へ向かいます。

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大物方に先に到着して、増結の準備中の2ブツ

▼阪神なんば線開業当初は、阪神の乗務員はこれまで増結作業は行ったことがないので、事前に練習は行っていたでしょうが、かなり手間取っていました。今では考えられないのですが、かなり多くの係員で作業に加わっていました。

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2009年3月20日阪神なんば線開業日

▼1000系の2両編成が2ユニットで4両が留置線からホームに到着。後続の三宮からの同じく1000系快速急行を待ちます。その間、連結作業のために、貫通扉を開けて待機しています。

▼そこへ、三宮からの6両の快速急行1000系がやって来て、いったん停止します。

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▼そして、再び超ゆっくりと前の1000系へと近づいていきます。そして、また、停止。

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▼そして、ゆっくりと動き出し、連結します。

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▼貫通扉の幌を伸ばして車両間の通り抜けができるようにします。三宮からの快速急行の扉が開けられ、乗客が乗り降りできるようになります。

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▼扉が締められ、発車していきます。

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▼阪神なんば線が開業してからすでに6年あまり。最近では、増結作業を観るギャラリーも少なく、淡々と作業が行われ、阪神の乗務員も手慣れたものとなっています。

▼動画では淀川駅と尼崎駅での1000系を撮っています。奈良行快速急行の増結車両が留置線からやって来て停車。後から三宮からの快速急行がやって来て連結する風景も記録しています。

▼三宮からの快速急行の運転士は黄色で進行するため、一瞬立ち上がる光景が見られます。阪神では黄色信号では立って運転することが義務付けられているからです。しかし、この運転士はちょっと立ち上がって、すぐに座ってしまいます。ちょっと横着なんでしょうか!?今日はこの辺で。チャオ。

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自社車両より他社車両の方が多いなんて。【阪神尼崎駅】

▼阪神尼崎駅には、本線のほか、阪神なんば線が接続しています。阪神なんば線は2009年3月21日に西九条・大阪難波間が開業して既存の西大阪線とつながり、合わせて阪神なんば線と改称されました。

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尼崎駅での阪神・近鉄の車両の並び

▼尼崎駅では、本線では、阪神車両のほか、姫路からの山陽電鉄の5000系が見られます。阪神なんば線からは、近鉄の阪神線への乗り入れ車両が見られます。これが大変バリエーションに富んでいます。9020系、9820系、5820系、1252系、1026系、5800系が運用されています。さらに、貸し切り列車では22600系の特急車両もたまにやって来ます。

▼上の右側は近鉄9020系の9033Fです。三宮から到着の快速急行の増結車両として待機中です。

▼続いては、9820系です。9730F、快速急行・奈良行での運用。この編成は三宮から6両編成でやって来ました。

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▼続いては、1026系、1029F。普通・東花園行での運用です。

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▼9820系の9729F。こちらは、区間準急・尼崎行き。到着前の停止信号です。

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▼尼崎駅到着前の近鉄9820系の走行シーンの動画はこんな感じです。9820系の前に1020系が発車していきます。

▼阪神なんば線への阪神の乗り入れ車両は1000系と9000系の2型式しかないのに比べ、近鉄の乗り入れ車両の多さが目立ちますね。

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▼ちなみに、山陽の5000系も直通特急としてやって来ます。山陽では5000系の後継車として、先ごろ6000系の導入が発表されました。直特にも変化が生じるでしょうか。

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▼阪神尼崎駅では、阪神線区なのに、自社車両より、他社車両の方が沢山やって来るという、けったいな情景が日常茶飯事です。最後に、各社の車両の百花繚乱状態をご覧いただいて、今日はおしまい。チャオ。

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阪神の珍しい編成、異端車両。【5331形、5550系】

▼何気なく見ていると、同種の系統の車両と思っていても、ほんとは異種な型式だという車両が阪神にはあります。

▼その1つが普通車用5500系の亜流ともいえる5550系です。5500系は2代目5000系の後継車両として1995年にデビューし、順次投入が開始され、普通車用形式として最大勢力となっています。

▼5500系のマイナーチェンジ車両とした登場したのが5550系です。アルナ車両の製造。5500系とはほとんど見分けがつきませんが、客室用ドアの幅が9300系、1000系と同一の1300mmに変更されました。

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5550系の5562形(ジェットカー初の制御付随車)

▼これまでのジェットカーはすべてが電動車でしたが、主電動機の出力の向上により、この5550系は神戸方の先頭車両はジェットカー初の制御付随車となりました。

▼結局この5550系は1編成しか製造されず、後継車としては5700系に移行したため、この車両は異端車両として位置づけられています。

▼もう1つが青胴車5000系の一つである5331形です。この形式は、1981年11月から1983年4月にかけて武庫川車両工業で製造。制御装置は三菱電機の電機子チョッパ制御装置を搭載。

▼下枠交差式パンタグラフを取り付け、各車に分散式冷房装置MAU-13HA6基を搭載。台車は5231形の廃車から発生した住友金属工業製のペデスタル式コイルばね台車(FS-343)を装着。主電動機も同様に廃車からTDK-814-Bを搭載している。

▼当初は2両編成で西大阪線で運用。あるいは本線で4両編成で組成されるなどしていました。その後、1987年12月のダイヤ改正で、普通運用が終日4両編成で運転されるようになったことで、中間に連結される車両の乗務員室及び乗務員扉は撤去。奇数番号車のパンタは撤去、偶数番号車のうち神戸寄り先頭車のパンタ搭載位置を連結面側に変更。

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5331F、淀川駅

▼パンタが撤去された跡には冷房装置が増設され、1989年以降の改造に際しては、運転室部分の冷房化を図るため、CU-10Hが搭載されました。先頭車両の貫通幌と浅板が撤去され、幌枠部分にステンレス製の飾り板が設置されました。

▼当初、この形式は次のような編成でした。2両1ユニット×5編成。

←梅田   三宮→

5331 + 5332
5333 + 5334
5335 + 5336
5337 + 5338
5339 + 5340

▼現在の編成は次のとおり。4両1ユニット×2編成。

←梅田            三宮→

5331+5332+5333+5334
5335+5336+5339+5340

※5337、5338は廃車

▼阪神淡路大震災により被災し、破損被害の大きかった車両は廃車となり、現在2編成になっています。

▼今回は阪神電鉄の珍しい編成について、触れてみました。今日はこの辺で。チャオ。

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