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2015年2月

「かぎろひ」を組み立てます。【近鉄15400系】

▼近鉄15400系「かぎろひ」のBトレを組み立てています。今回はパンタグラフのないク15300形です。

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▼今回もNゲージ化を図るため、シャーシは台車レリーフ用ではない方を使います。台車はカトーのBトレ対応台車を使います。ボディーを組み立てたところです。

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▼この車両にはトイレが設置されているため、ガラスの端の不要な出っ張りを削る必要があります。しかし、このガラス部品は曲者で、衝撃に弱く、少し力を加えると割れたり、ひびが入ったりします。今回も片方に少しひびが入りました。この素材は冬など気温の低い日は要注意です。割れやすいです。

▼さて、なんとか建付けの悪いボディーを組み終わると、今度はステッカーを貼っていきます。「かぎろひ」は沢山のクラブツーリズムのロゴを貼り付ける必要があります。付属のステッカーをよく見て、切り取っていきます。メインは「クラブツーリズム」と「かぎろひ」のロゴです。車両の前面にもヘッドマークを貼り付けます。

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▼今回はNゲージ化するため、先頭側の台車からはカプラーを切り離します。

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▼ようやくなんとか格好がつきました。

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▼本物のロゴはこんな感じです。

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▼反対側です。

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▼本物の出入り口のロゴはこんな感じです。

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▼前面です。

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▼本物の前面はこういう感じです。

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▼次回はいよいよモ15400形の組み立てです。動力ユニットやパンタを取り付けます。今日はこの辺で。チャオ。

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12200系が15400系に変身。【Bトレインショーティー・かぎろひ】

▼近畿日本鉄道の特急車両12200系を団体専用列車に改造したクラブツーリズム専用の団体列車が「かぎろひ」です。今回この列車がBトレインショーティーになったので、組み立ててみました。

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▼特定の旅行会社が年間を通じて専用に使用する団体列車は「国内初」だそうです。近鉄の汎用型特急車両12200系を団体専用列車15400系に改造。車体の塗装はクラブツーリズムバスツアーの最上級ブランドとして首都圏で運行中の「ロイヤルクルーザー四季の華」のデザインを踏襲し、落ち着きと上質感あふれるグリーンのカラーリングに、ゴールドのラインを入れています。ロゴマークを車体側面中央や出入口横に設置しています。

▼普通の12200系。

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▼これを改造して、15400系になります。

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▼さて、Bトレの組み立て過程をご紹介しましょう。まずは、パッケージ。このBトレは2両編成で1セットになっています。

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▼パッケージの裏はこうなっています。

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▼お馴染みのBトレの部品がそれぞれのビニールに入っています。

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▼メインのボディの部品です。「かぎろひ」のグリーンの前面と側面が現れました。

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▼今回は動力ユニットを組み込んで走行させることをもくろんでいるので、ク15300形はNゲージ化用のシャーシを組み込みます。そのため、車体をつなぐブロックはそれ用のブロックを使います。

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▼台車レリーフ用のブロックは今回使いません。

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▼台車はカトーの小型車両用台車(Bトレインショーティー対応品・急行電車1)を使います。

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▼次回は組み上げたク15300形をご紹介します。今日はこの辺で。チャオ。

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今年二度目のビュワーン、ビュワーン。【山陽新幹線】

▼ビュワーン ビュワーン 走る 青い光のちょうとっきゅう じそく250キロ すべるようだな 走る ビュワーン ビュワーン ビュワーン 走る (作詞 山中 恒  作曲 湯浅譲二)

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▼今年の元日には福山で新幹線を撮影しましたが、今年初めての連休に、再度新幹線を撮影しようと西明石に行ってみました。

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▼西明石駅はJR山陽本線と山陽新幹線の共用駅ですが、平行にそれぞれの線路があるのではなく、西明石駅では交差しています。

 

▼大阪から新快速でわずか40分でとうちゃこ。西明石駅は在来線の普通の折り返し運転があるので6番線まであります。

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▼一方、新幹線は、上下本線と通過列車の退避ができる上下2本のホームがあるのみです。

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▼現在、新幹線は東京・岡山間の「ひかり」が1本と新大阪駅発着の「こだま」のみが停車。乗車するには便利悪い駅ですが、通過写真を撮影するにはもってこいです。下りの「ひかり」はこのとおり「岡山」行き。700系です。

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▼通過する種別は、「のぞみ」、「さくら」、「みずほ」になります。「のぞみ」はN700系あるいはN700系アドバンス、「さくら」、「みずほ」はN700系の九州新幹線直通用編成です。

▼さて、久しぶりに動画で新幹線の通過風景をご紹介しましょう。まずは、「のぞみ」の通過風景です。西明石駅はカーブがあるので300キロではないかもしれません。

▼続いては、「さくら」の通過風景です。こちらは8両編成の短編成なので、あっという間に過ぎていきます。

▼極寒の中、ほとんど外と一緒のホームでの撮影は堪えます。1時間余りで退散です。新幹線の撮影は、ダイヤの調査が必要なのと、案外直前まで接近が分からないので、カメラの構え方が難しいです。

▼停車する車両なら結構余裕で撮れますが、動きが緩慢になります。旧のレールスター用の700系です。同じ700系でも、塗装でガラッとイメージが変わりますね。

▼ということで、今日はこの辺で。チャオ。

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名古屋でも出会えましたよ。【近鉄しまかぜ】

▼お正月の1月3日に敢行した名古屋プチツアーも今回が最後です。旅の終わりに出会えたのは、コレでした!

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▼セントレアでの飛行機撮影も終え、ミュースカイで再び名古屋駅に向かいます。

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▼ホームドア、しかも完全にホームと車両がガラス窓で分離されているので、電車の姿を撮ることができません。

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▼2000系のロゴを撮影するのが関の山。

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▼セントレアから名鉄名古屋までミュースカイで、神宮前、金山と停車するも28分でとうちゃこ。関空からなんばまでのラピートと同じ感覚ですね。セントレアは2月17日で開港10周年となりましたが、一時旅客数が国内・国際を合わせて1千万人を超えていたにも関わらず、現在はそれを下回っていることや、羽田空港など他の空港の優位性に対抗できていないことなど厳しい10年目です。

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▼さて、そうこう考えているうちに名古屋に到着。帰阪の途に。帰りの脚は、いつもの近鉄アーバンライナーです。近鉄パッセの地下でお弁当とワインを買っていざ乗車。とホームに降りると、名古屋に到着した「しまかぜ」が停車中。

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▼「しまかぜ」は2014年10月から、大阪、名古屋と賢島間に加えて、京都・賢島間も運行が開始され、1日3往復が運転されるようになりました。ちょうど、その前の9月に2014年「ブルーリボン賞」を受賞したので、その記念の表示が「しまかぜ」の先頭車両の脇に記載されています。

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▼名古屋で思いがけずに「しまかぜ」に出会えてうれしかったですね。ところで、JRWでは、新たな寝台列車の列車名と食を監修する料理人を決定した旨のプレスリリースを今日2月19日に行いました。列車名は「瑞風(みずかぜ) ~トワイライトエクスプレス~」。なんだか「しまかぜ」を連想させますね。トワイライトエクスプレスがサブタイトルというのがご愛嬌かなぁ。料理人の一人は、日本料理の料亭「菊乃井」の三代目主人である村田吉弘氏。もう一人の方は、レストラン「HAJIME」のオーナーシェフ米田肇氏とのことです。食についてはJRKの「ななつぼし」のパクリですかね。◎http://www.westjr.co.jp/press/article/2015/02/page_6815.html

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▼ちなみに、名古屋発着の「しまかぜ」は、往路が平日、土曜・休日とも10時25分名古屋発、12時26分賢島着、復路がいずれも15時40分賢島発ですが、平日の名古屋着は17時47分、土曜・休日の名古屋着は17時44分着となって、少し異なっています。

▼こちらが帰阪のために利用したのはアーバンライナーで、復路もデラックスシートを取りました。

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▼デラックスシートはリクライニングの角度がかなり深いので、前の座席が倒されると、後ろの者はかなり圧迫感を感じます。さらに、最近の人は倒す際の一言がないため、少し不快感があります。往復で前の座席を最大まで倒されたので、もう、デラックスシートはこりごり。

▼さて、旅の最後は、気を取り直して、楽しい列車中での夕食です。尾張の海の幸を食材としたお弁当と白ワイン。至極のトキ。

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▼楽しい3が日も終わりました。4日は日曜日ですが、その次はいよいよお仕事。というわけで、今日はこの辺で。チャオ。

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国内線はここでもやはり・・・【セントレア訪問記】

▼わが国の国内線は伊丹空港もここも同じです。すなわち、ワイドボディの機材は少なく、小回りの利く経済的な小型機が中心です。スカイデッキを挟んで北側が国内線のエプロンになります。まずは、ANAのエアバス320型機。久しぶりにA320に会いました。

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▼つづいてはJALのボーイング737-500型機。「JAL EXPRESS」の表示と旧塗装の機材です。尾翼には鶴のマークがありません。ロゴも旧のまま。

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▼見事に小型機だらけの国内線です。セントレアにはこれも就航しています。黒の機体がシックです。スターフライヤーの機材ですが、A320です。機体番号(レジ)はJA21MCとあります。2013年9月登録の比較的新しい機材です。

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▼これまで日本の航空機には黒の機体はなかったので新鮮に映ります。

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▼いちど搭乗してみたい航空会社ではありますね。セントレアからは福岡線が一日3往復就航しています。「City of Kitakyushu」と機体には表示があります。

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▼こちらは新ロゴの表示、尾翼は鶴マークの「JAL EXPRESS」のB737-800型機。主翼のウイングレットが目立ちます。

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▼先祖返りして、元の鶴マークに戻りましたが、これはこれで新鮮ですね。

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▼真後ろはこんな風に見えます。

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▼搭乗ブリッジが付けられたANAのA320型機。セントレアは割合A320型機が多く運航されているのかなぁ。

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▼小型機の多い中、やっとワイドボディのB767型機に出会えました。

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▼セントレアの2013年の国内線の航空旅客数は540万人、発着回数は5.8万回だそうです。2014年6月1日現在で、国内線では19都市に向け78便が運航されています。北海道、九州、成田及び羽田が主な行先です。羽田線は意外です。新幹線との競合でいえば、アクセスを考慮すれば新幹線が勝つような気がしますが、その先の国際線との連絡を考えると勝機はあるようです。

▼今日のおしまいは、夕陽に染まる滑走路の飛行機です。綺麗です。さすが海上空港です。機材はANAのボンバルディアDHC8-Q400の「エコボン」です。今日はこの辺でチャオ。

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見慣れない航空会社も・・・【セントレア・国際線】

▼久しぶりのセントレア。訪れた1月3日は航空機の数も少なく静かな空港でした。海上空港ということで、風が強く寒かったのですが、航空機と自然とのコントラストは素晴らしいものがあります。写真は夕陽をバックに着陸するANAのボンバルディアDHC8-Q400、「Eco Bon特別塗装機」です。

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▼では、セントレアで記録した航空機の数々のうち、まずは国際線からご紹介しましょう。これはあまり見ない航空会社です。2010年2月に就航を開始したエティハド航空です。アラブ首長国連邦のアブダビを拠点とした航空会社で、ドバイを拠点とするエミレーツ航空と並ぶアラブ首長国連邦の代表的な航空会社だそうです。

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▼世界の3大航空連合には加盟していませんが、アライアンスを越えた多種多様なコードシェアで拡大を図っています。エアライン・レイティングス・コム(AirlineRatings.com)発表した2015年における最も安全な航空会社の一つとして数えられています。http://www.airlineratings.com/news/425/worlds-safest-airlines-for-2015

▼セントレアで見かけたエティハド航空の機種はB777-300ERです。尾翼のエンブレムが威厳がありカッコいいです。

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▼続いては、同じくエアライン・レイティングス・コムで2015年におけるもっとも安全な航空会社の一つとしてあげられているキャセイパシフィック航空のA330型機です。香港まではのフライトは4時間35分を予定してします。JALとのコードシェア便です。

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▼セントレアのスカイデッキからは操縦席もよく見えます。パイロットは離陸までのチェックの最中でしょうか。

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▼次に、2014年12月にバンコク線の機材をB787型機に変更して、セントレアの定期国際線で初の787型機の運航となったタイ国際航空です。

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▼部分的な写真でよくわからないかもしれませんが、エンジンカバーのギザギザが特徴的なので787型機とわかります。ANA以外の787型機を初めて記録しました。

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▼おしまいはフィリピン航空のA321です。2014年12月より就航したセブ線です。 

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▼この時間はあまり多くの国際線が発着していないので、かなり寂しい感じでした。2014年6月1日現在で、国際線は、27都市週297便が運航されているので、時間帯によっては賑やかなのかもしれませんね。多くは東南アジア、中国・台湾方面に飛んでいるそうです。今日はこの辺で。チャオ。

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関空に比べて健全経営ではあるが・・・【セントレア】

▼名鉄の空港アクセス特急「ミュースカイ」に乗車して、中部国際空港(セントレア)に向かいました。2000系も撮りたかったのですが、ご存知のとおり中部国際空港のミュースカイ専用ホームはホームドアが設置されていて、車両の撮影は困難です。

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▼ホームドアと言ってもこの駅のドアは前面が覆われていて、全く撮影に不向きです。

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▼2000系を撮影しようとすれば、名古屋駅とか神宮前とかがいいのでしょうか。

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▼それはともかく、久しぶりのセントレアです。鉄道駅から空港へのアクセスは人に優しい作りになっていてスムーズに移動が可能です。階層移動のない旅客ターミナルビルはバリアフリーの進んだ最先端のユニバーサルデザインとなっています。

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▼セントレアの運営母体の正式名称は「中部国際空港株式会社」。設立は1998年5月。資本金836億6,800万円。主要な株主は国、地元自治体、民間企業及び団体の合計1,071名から構成されています。従業員数は218名(2014年3月末現在)。グループ会社を入れると866名の従業員数となります。

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▼開港は2005年2月。旅客ターミナルビルの年間取扱能力は1,700万人。スポット数は70。運用は24時間が可能。滑走路は3,500mが1本。2013年実績で年間離発着回数が9万回、年間航空旅客数が987万人にのぼります。

▼中部国際空港(株)は法制上は「中部国際空港の設置及び管理に関する法律」(中部法)により指定された株式会社として、その運用を任されています。セントレアは成田空港、羽田空港、関西空港と同様、国が強く関与する「国際拠点空港」として位置づけられ、政府による株式の引き受け、債務保証、無利子融資などが行われ、税制上の特別措置も配慮されています。

▼株主構成をみてみると、国が40%、地方自治体(愛知県、岐阜県、三重県、名古屋市)が10%、あとの50%を民間が引き受け、地元のトヨタ自動車、中部電力、JR東海、三菱東京UFJ銀行、名古屋鉄道などが名をあげて、中部の経済界が一丸となって支援をしています。

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▼民活空港の先駆けとしては関西空港がありますが、セントレアと同時に海上空港であり、建設に多額の費用がかかったため、膨大な借金を抱えています。セントレアでは関空を教訓として、コストカットを図り、政府からの赤字補てんの補給金もなく、健全な経営に努めています。これは、世界的な規模で展開し、健全経営で知られているトヨタ自動車などの強力な支援を受けていることも、大きい要因であると思われます。

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▼訪れた1月3日の午後は離発着する航空機も少なく、撮影にはちょっとというコンディションでした。特に国際線は時差との関係もあるのかもしれませんが、ほとんどその機影を見ることはできませんでした。

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▼こんな状況で大丈夫なんだろうか。と心配になってセントレアの決算説明資料を見てみると、意外な数字が現れてきます。2013年3月期の資料によると、連結決算で、売上高は460.1億円(前年度比32.9億円増)、営業利益は54.2億円(同13.7億円増)経常損益は54.2億円(同17.7億円増)、当期純損益は33.2億円(同18.9億円増)となっています。

▼航空旅客数は987万人(前年度比107.2%増)、航空機発着数は9.0万回数(同108.5%増)、国際線貨物取扱量は14.6万トン(同135.9%増)、来場者数は1,164万人(同102.2%)となっています。

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▼積極的な誘致活動により国際線便数の増加、景気回復によるビジネス需要の回復、ボーイング787型機の部品輸送の取り込みなどに助けられ、好調な実績を残しています。

▼今後の課題としては、航空需要の回復への対応として、駐機スポットの更なる整備やバス搭乗口の増設・整備が必要としています。また、開港10周年を節目とした新たな空港の賑わい・魅力の創出として、商業施設のリニューアル、免税品店の増床、免税品目の拡大が必要としています。

▼財務基盤の強化として、収益体質の強化、累積損失の解消、有利子負債の圧縮が必要としています。

▼今後は、国際情勢、景気の状況を見据えながら更なる発展を予測することになるのでしょうが、なかなか自己の努力だけでは何ともならないのが、航空業界の難しいところではあります。そういう観点から2014年度の業績予想も手堅く見込んでいるところがトヨタ流の経営マインドといったところでしょうか。

▼さて、次回は、セントレアの航空機たちをご紹介しましょう。今日はこの辺で。チャオ。

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パノラマと赤い電車がいっぱい。【名鉄1000系など】

▼久しぶりにセントレアへ向かうため、名鉄に乗車しました。まずは名鉄名古屋駅で中部国際空港行きの特急「ミュースカイ」に乗車するため、ホームで撮影。パノラマスーパーの1000系がやって来ました。

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▼7000系「パンラマカー」がなきあと、優等列車としての代表格はこの1000系ということになるでしょう。7000系は1961年にデビューして、以来名鉄の顔となってきましたが、2008年12月末に定期運行を終了。2009年8月末に完全引退となりました。1000系は7000系に比べるとやはりインパクトには欠けるように思います。

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▼この名鉄名古屋駅は地下駅で、手狭な感じがする駅です。というのも、ホーム本数が少なく、名鉄の主要各線の列車がこの駅を通っているから、ダイヤはいつも満杯状態です。名古屋本線、津島線、尾西線、犬山線、常滑線、河和線、知多新線、西尾線、豊川線などからの直通列車が行き交います。ダイヤ密度は日本でも有数ではないでしょうか。

▼一般車両は名鉄カラーともいえるスカーレット色が通常です。1000系の後は普通の東岡崎行きの6500系がやって来ました。6000系の発展型として界磁チョッパ・回生ブレーキを採用した省エネ車です。先頭部は非貫通型で従来の名鉄のデザインが一新されました。セミクロスシートで登場しましたが、徐々にロングシート化が行われています。

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▼続いてはスカーレット一色の3100系+3500系の急行豊橋がやって来ました。3100系はVVVF制御器デュアルモードVVVF・SIVを導入しています。基本的には3700系と同じですが、3100系は2両編成で1ユニットです。3700系も3100系も3500系がベースとなっています。この3500系は6000系の後継者として、1993年から1996年まで製造されたロングシート車で、4両固定編成です。VVVFインバータ制御、電気指令式ブレーキ、ワンハンドルマスコンの採用など、これまでにはない新機軸が搭載されました。

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▼次にやって来たのは、中部国際空港行き準急の3300系です。2004年にデビューし、名鉄で初のステンレス車体を採用しています。車内では転換クロスシートとロングシートの向後配置という通勤時にも対応できるように工夫がなされています。

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▼おしまいは、1000系の名古屋駅の発車風景と3100系+3500系の6両編成の発車風景です。

▼次回は、いよいよセントレアへ。今日はこの辺で。チャオ。

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ほんとにこの車両の天国ですね。【JR東海313系群】

▼武豊線からこの3月のダイヤ改正で消えるということで、大府駅にキハ25形を訪ね、いろいろな角度から撮影をしました。気動車と電車で同じデザインの車体を乗せるということは今までなかったので、面白かったです。私のお気に入りの313系と同じデザインということで、余計に愛着が湧きました。

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▼さて、上の写真と下の写真と見比べて、どちらが気動車、電車かわかるでしょうか。同じデザインの車体なので、ほとんどわからないのですが、区別する糸口はあります。

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▼鉄道ファンのあなたならお分かりと思いますが、下の写真が313系、上の写真がキハ25形です。その区別のヒントは、先頭部の貫通扉の上部を見てみることです。キハ25形にはないのですが、313系にはあります。すなわち、ヘッドライトが貫通扉の上部にもあるのが313系、ないのがキハ25形です。

▼大府駅ではキハ25形と313系が仲良く並んでしました。313系は東海道線の緩行線、岐阜行きの普通です。4両編成のこじんまりした313系です。

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▼今回は313系とその仲間たちの締めくくりとして、動画をご紹介しましょう。まずは、大府駅で撮影したこれです。豊橋行きの「新快速」です。豊橋方に4両編成、名古屋方に2両編成の313系を連結しています。2両編成の豊橋方にはパンタグラフが2基搭載されています。これが前寄りだったら余計にカッコよかったのに。2両編成は300番台です。

▼続いては、名古屋駅ので313系の発着風景です。まずは、大垣行き「新快速」隣の中央線の313系と同時に並んで到着です。続いては、岐阜行き「普通」の発車。おしまいは大垣行き「特別快速」の発車風景です。JRCでは、東海道線の速達列車として「新快速」と「特別快速」があります。関西人としては、「特別快速」の名称には興味津々ですが、違いは「大府」に停車するかしないかの違いです。「特別快速」は停車しません。それだけです。

▼動画の最後は、313系8000番台です。以前は「セントラルライナー」として、有料定員制の快速用車両として運用されていましたが、セントラルナイナーの廃止によって、快速や普通など多様な運用に運用されています。

▼次回は名古屋からセントレアへのレポートなどをご紹介したいと思います。今回はこの辺で。チャオ。

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外面は全く同じなんだけど・・・【武豊線キハ25形】

▼JRCの武豊線は、今年の3月のダイヤ改正で電化することになっています。武豊線はそもそも武豊港と熱田駅を結ぶ資材運搬線として1886年に開業、その後大府・熱田間は東海道線に組み込まれ、盲腸線となりました。

▼戦後は、大都会名古屋のベッドタウンとして沿線が開発され複線・電化の要望が強くなりました。もっとも、武豊線のある知多半島では、名鉄が多くのシェアを占めており、半島の西側は常滑線・空港線、東側は河和線、知多新線が走っており、武豊線と競争となっています。

▼武豊線では珍しい世にも珍しい気動車が運用されているのですが、3月のダイヤ改正で見られなくなるので、今回記録するために名古屋ツアーにかこつけて出かけてみました。

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キハ25-1、大府駅にて

▼その気動車はキハ25形です。その外形は313系とうり二つです。313系の4次車をベースに設計され、先頭部分が普通鋼で白く塗られ、その他の車体はステンレス鋼で、カラーリングも313系と同じになっています。異なるのは動力系で、カミンズ製のエンジンで、電子燃料制御式を1両につき1基搭載しています。

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▼気動車とわかるのは、屋根にパンタグラフが載っていないこと、車体妻面に排気管を設置していることぐらいでしょうか。

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▼左がキハ25形の屋根、右が313系の屋根。これだけみても気動車か電車の区別はなかなかできません。

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▼編成番号はキハ25-1とキハ25-101の2両編成です。武豊方がキハ25-1、名古屋方がキハ25-101となっています。

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▼キハ25-101の車番と横顔です。

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▼JRCとしては、地元の近代化に対する要望に応えるため、3月1日に全線電化を図ることとしました。これまではキハ75形あるいはキハ25形といった気動車が投入されていましたが、3月からは313系の電車が投入されることになっています。

▼電化の工事は2010年3月から行われ、電化と同時に313系が28両投入される予定になっています。それと同時に、名古屋との直通列車の増発が行われます。3月のダイヤ改正では、平日の夕方の時間帯に名古屋からの直通の区間快速を1本増発するほか、名古屋方面からの新快速と大府乗換の武豊行き普通列車を3本増発する予定です。これにより、これまでの名古屋から半田・武豊方面への乗車機会が20~30分間隔から20~15分間隔になって便利になります。

◎JRCのHP:http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000025159.pdf

▼武豊線の電化により、愛知県内のJRC線区はすべて電化区間となり、不要となったキハ75形及びキハ25形は、高山線、太多線に投入されることとなり、キハ40系はキハ25形に、キハ11形はキハ75形に置き換えられる予定になっています。

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キハ40系、高山駅にて

▼キハ75形も高山線、太多線へ投入されることになります。こちらは名古屋駅に停車中の快速「みえ」に運用されるキハ75形です。

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▼JRCの気動車も更新が進められ、キハ11形、キハ40形はそのうち姿を消すことになるのでしょう。キハ11形は岐阜駅でもよく見かけましたが、まだ記録していないのでちょっと焦ります。まずは、近場で、珍しいキハ25形を一目見たかったので、今回は満足しました。

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▼JRCの列車群はますます画一的なデザインになっていきます。すべて313系のデザインになってしまうと、ちょっと残念かも。今日はこの辺で。チャオ。

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特急型車両は電車・気動車ともよく似ています。【JR東海383系】

▼スカイマークの経営破たんの記事で一回抜けましたが、また、今回はお正月の名古屋ツアーの続きです。今回は、JRCの優等列車について紹介していきましょう。まずは、これです。JRCの優等列車は数少ないので,電化区間ではやはり383系が多数を占めます。

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▼381系の代替車として開発。先代と同様に振り子式電車です。自然振り子方式の先代に比べて、383系は制御付自然振り子方式を採用したので、曲線通過性能や乗り心地が良くなりました。1995年に臨時の「しなの」としてデビュー。定期運行としては1996年から本格的な運用が開始されました。

▼車体構造は大部分がステンレス製で、先頭車両の前頭部分のみ普通鋼製で白く塗られていますが、窓周りが黒くなっています。側面はステンレスですが窓の部分はダークグレイに塗られ、JRCのコーポレートカラーのオレンジの帯が巻かれています。非貫通の先頭車両のデザインは蛇の頭のようで微妙な感じです。

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▼柔軟な車両編成を行えるようにするため、パノラマ展望車両のクロ383形先頭車のほかに、貫通扉のある運転台付先頭車両(クハ383形)も作られています。こちらはパノラマ展望ではなく、地味な感じです。

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▼383系は名古屋(一部は大阪)・長野間の特急「しなの」に運用されるほか、通勤時の「ホームライナー」として名古屋と中津川、多治見、瑞浪で運用されています。この日は元日以来の寒波の影響で、北陸・長野方面からの到着列車には雪が付いており、線路にも雪が落ちていました。

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▼383系の台車などにも雪がこびりついています。これはクロ383系の台車ですが、台車枠の上の方には雪が付いています。振り子式列車なので、台車は他の車両とは少し異なる形状をしています。

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▼続いてはキハ85系です。国鉄からJRに変わって製造された特急型気動車。ワイドビューという名称でも知られています。1989年から高山本線の特急「ひだ」に運用され、1992年からは紀州本線の「南紀」に運用されています。

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▼この車両も車体構造はステンレス製、側面の窓部分はダークグレイ、帯はオレンジになっています。先頭車両の前頭部は普通鋼で白色に塗られています。さきほどの383系とよく似たデザインとなっています。

▼高山本線や紀州本線は観光路線でもあるので、運転席より座席の高さをかさ上げして、眺望がよくなるよう設計されており、三次曲面のフロントガラスと運転台上方の天窓によって、前方の眺めがよくなるよう工夫がなされています。

▼確かに前方の眺めはいいのですが、個人的にはこの非貫通の先頭車両より、貫通扉のある先頭車両の方がデザイン的には好みです。

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▼動力としては、珍しく国産ではなく、外国製のエンジンが搭載されています。カミンズ・英国工場製の強力なエンジンを1両で2基搭載されています。「ひだ」に大阪から乗車したことがありますが、東海道本線での走行はスムーズで加速も気動車とは思えないほどすぐれていました。

▼JRCの優等列車のデザインは電車にしても、気動車にしても、車体はステンレス製で先頭車両のみ鋼製となっていて、よく似たものとなっています。今回の最後は、特急「ひだ」の名古屋駅からの発車風景です。力強い起動音でスムーズの加速していきます。今日はこの辺で。チャオ。

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