湘南型はそれぞれの進化を遂げました。【JR東海313系】
▼正月の3日には、名古屋にプチツアーに出かけました。近鉄名古屋駅を出て、JR東海の名古屋駅に向かいます。久しぶりにJR東海の車両たちをウォッチングです。今日の主目的の武豊線見学のために大府に向かうため、在来線のホームに入りました。まずは、中央線の快速を撮影しました。
▼わがブログのテーマの写真と同じ313系、元「セントラルナイナー」用のステンレス車体にオレンジの塗装を施した車両です。313系の8000番台で、有料定員制快速列車用として製造されたものです。1999年12月の営業運転のため初投入されましたが、2013年3月のダイヤ改正により運行を終了しました。現在は、中央線の快速、普通、ホームライナーなどさまざまな形で運用されています。
▼この313系はちょっと特別な形式ですが、通常の313系は前面がホワイトにJRCのコーポレートカラーであるオレンジの帯を巻いたカラーリングになっています。全体がステンレス製の車体で、先頭部分のみ普通鋼製となっています。柔軟な編成に対応するため、貫通扉が設置され、運転台の前面窓は側面にカーブを描くパノラミック・ウィンドウになっています。
▼1999年に営業運転を開始し、主に0番台、1000番台、3000番台、5000番台、8000番台、5次車まで製造されています。1999年の投入により、JRCにおける103系が全車廃車、165系も定期運用から離脱。東海道線名古屋地区では113系の定期運用が消えました。さらに、2006年にも大量増備が実施され、113系、115系123系が姿を消しました。
▼2010年から2013年にわたり、またまた増備が進められ、117系、119系が姿を消しました。313系はJRCでは在来線の過半数を占める一大勢力となっています。2015年3月には後でも触れる武豊線の電化によりさらに新造が行われています。あまりに多くの製造が続いており、仕様の変化もさまざまで識別はなかなか困難と言わざるを得ません。
▼JR西日本では、東海道線などの近郊型車両としては113系、117系の後継として、223系、225系へと進化し、JR東日本では、E231系、E233系へと進化して、JR各社では近郊型車両は別々の進化を遂げることになりました。
▼近郊型車両としては、JRCの313系が一番113系の継承コンセプトを受けていると思っています。先頭車両のパンラミック・ウィンドウがその最たるものです。ステンレス製車体であることは他社とも同じですが、他の形式車両とはなにか違っているように感じます。
▼さて、次回は特急車両などについてご紹介してみたいと思います。今日はこの辺で。チャオ。
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コメント
湘南形のベースを何と考えるかによりますが、
前面デザインに限って言えば、
153低運ベースなら確かに313、
153高運や113ベースなら211や225あたりに
デザインの流れを感じますね。
投稿: るーと | 2015年1月28日 (水) 00時11分
るーとさん。
いろいろな進化が見られますね。
JR各社により、デザインが変化しますね。
投稿: kumoha313 | 2015年1月28日 (水) 21時44分