博多はやはりミトオカ王国でした。【元日乗り放題切符の旅6】
▼元日乗り放題切符の旅ですが、新幹線から離れて、JR九州の車両を見ることにしましょう。入場券で在来線ホームに入りました。2時間有効で、140円也。まずは885系から見てみましょう。
▼この885系は、どことなく似ている車両を思い浮かべることができます。そう!ドイツのICEです。中国の高速鉄道もICEに似ています。中国はドイツからの技術移転もあったので、なおのこと似ています。もっとも、彼らは独自の技術開発と言っていますが。
▼この885系は、主に特急「かもめ」として運用され、博多と長崎間の都市間特急や「ソニック」として、現在、博多・佐伯間の運用もされています。
▼885系は「白いソニック」と呼ばれ、ブルーメタリックの883系ともども「ソニック」として日豊本線でも見ることができるようになっています。博多では、883系の隣には787系が停車中でした。
▼787系はJR九州の代表列車として1992年にデビューし、鹿児島本線の特急「つばめ」「有明」として主に運用されました。一部は長崎本線、日豊本線で運用されました。その後、九州新幹線が鹿児島中央・新八代間で部分開通した際には、「リレーつばめ」として運用され、九州新幹線の全線開通によって、「リレーつばめ」は不要となり、「有明」も減便となって、古くなった485系の置き換え車両として、九州の特急に充当されています。
▼883系は、営業用交流電車としては初の振り子式車両です。1996年のブルーリボン賞を受賞しています。コンセプトとしては「ワンダーランドエキスプレス」とされており、ヘッドライトもなんとなくディズニーのキャラクターを思い浮かべるようですし、座席のヘッドレストは思い切りミッキーマウスを想起させます。
▼車体側面の「sonic」、883系のロゴマークはやはり、なんとなくディズニー!?
▼普通列車用の車両も見てみましょう。813系です。九州以外ではこのようなユニークな車両には出会うことはないでしょう。JR九州のシンボルカラーの「赤」と「黒」を使った前面は印象的です。
▼この形式もなんとなく、どこかの国に車両に似ているのです。デンマーク国鉄の車両にこういうのがあるのですが。
▼続いては、福北ゆたか線の817系です。815系をベースに変更が加えられた車両です。非常に汎用性が高く、多くのJR九州の線区で運用されています。
▼この車両は福北ゆたか線のマークが貼られています。鹿児島本線(黒崎・折尾)、筑豊本線(折尾・桂川)、篠栗線(桂川・吉塚)、再び鹿児島本線(吉塚・博多)を通る線区を福北ゆたか線と呼んでいます。
▼817系と813系の並びです。
▼JR九州はまさにミトオカ王国でした。すべて、あの水戸岡鋭治氏のデザインによるものです。なんともすごい!
▼ということで、次回も博多のリポートです。今日はこの辺で。チャオ。
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コメント
最近、ソニックに乗る機会が増え、
今年もさっそく乗ってきました。
ちなみに行きが青、帰りが白でした。
投稿: るーと | 2015年1月16日 (金) 01時08分
るーとさん。
そうですか。
一度乗ってみたいです。
まだ、見るばかりです。
投稿: kumoha313 | 2015年1月17日 (土) 11時28分