おかしな103系に会いました。【元日乗り放題切符の旅8】
▼元日乗り放題切符の旅も終盤に近づいてきました。JR博多駅での撮影を終え、福岡空港に向かうことにします。福岡空港は都心に一番近い空港で、博多駅から地下鉄で2駅で着いてしまう便利さです。
▼この地下鉄は福岡市営の空港線です。この路線は、JR筑肥線と相互乗り入れをしていて、こんな変わった電車に出会いました。103系ですよね。
▼JR九州は電化区間は交流が普通ですが、この線区(姪浜・唐津間)は珍しく直流電化区間となっています。(唐津線の唐津・西唐津も。)そこで、103系の1500番台が活躍しています。たまたま、市営地下鉄車両ではなく、JRの乗り入れ車両がやって来たので早速撮影しました。103系とはいうものの、車体はシルバーに塗られて、ステンレス車両のようにみえます。先頭車両の前面は赤く塗られて、窓ガラスの周囲は黒くパンダのように塗られているのが特徴です。高運転台で、普通の103系とはかなり違うイメージです。
▼当初は、スカイブルーと前面と側面の帯がクリーム色に塗られてようですがちょと、今のカラーリングからは想像できませんね。
▼通勤形の103系ですが、トイレが設置されています。
▼内装もかなり改造されているのですが、なんとなく103系の面影はあります。
▼車番を確認すると、モハ102-1505となっています。確かに103系ではあります。モーター音もまさしく103系のこもるような唸り音でした。
▼空港線内は2004年までにホームドアが設置され、自動列車運転装置(ATO)、電気指令式ブレーキによる定位置停止装置(TASC)が必要となりますが、103系は搭載されておらず、地下鉄区間ではワンマン運転ができず、車掌が乗車し、停止位置は運転士が目視しているそうです。
▼先頭車両の前面と側面の塗り分け、屋根上の信号装置が面白い。この赤色はJR九州のシンボルカラーなんでしょうね。そういえば、ステンレス車両の新しい車両も赤色ですから、それに合わせて、塗り替えたのでしょう。さらに、ステンレスに模してシルバーに塗るとはね。
▼筑肥線にはこの103系のほかに303系が投入されていますが、2015年2月以降に新しい305系が投入されるとのことです。デザインはまたまた、あの水戸岡鋭治氏とのことで、1号車には木のフローリングが採用されるそうです。今後は103系は引退に追い込まれることは必至でしょう。
▼それにしても、103系はほんとにいろいろなバリエーションがあって、驚かされますね。この103系の乗って空港へと向かいます。今日はこの辺で。チャオ。
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コメント
305系が、導入すれば、103系は、撤退し
置き換えて地下鉄線内すべての区間で終日ワンマン運転になります。305系導入で終日地下鉄
線内が、ワンマン運転になれば、完全に地下鉄
に乗務した車掌が、姿を消しいなくなります。
投稿: H.Sさん | 2015年1月18日 (日) 22時36分
国鉄は地下鉄乗入れ用として、
ステンレス車体・空気ばね台車の301系を開発しましたが、
財政難からその後は103系の増備でお茶を濁しました。
この1500番台もその流れの中で登場した、
生まれながらにしてすでに時代にそぐわない車両でした。
投稿: るーと | 2015年1月19日 (月) 00時19分
るーとさん。
JR九州の103系の変な感じは、
当時の国鉄の財政難が影響していたんですね。
投稿: kumoha313 | 2015年1月20日 (火) 18時51分
HSさん。
305系の導入で、103系は消える運命ですね。
また、103系が姿を消しますね。
寂しいですね。
投稿: kumoha313 | 2015年1月20日 (火) 18時53分