ブルーとクリームのツートンカラー。【近鉄5200系】
▼今日は、いつものように大阪上本町や鶴橋で撮影をおこなっておりましたが、会いたいなぁと思っていたこの列車に会うことができました。
▼この列車は、近鉄エリアキャンペーン「室生・赤目・伊賀神戸」にあわせて、かつて大阪線で走っていた2250系の塗装を施した5200系です。2250系とは、1953年に大阪線で初の特急車両として製造された全鋼製電車です。軽量20メートル車体と両運転台付貫通式、片側2ドアの構造でした。外観はブルーとクリームのツートンカラーで、これを今回再現したものとなっています。
▼車内は今では当たり前の蛍光灯照明で、オール転換クロスシート式を採用していました。1957年には冷房装置が装備され、シートラジオ及び公衆電話が設置されたそうです。当時では画期的なサービスだったことでしょう。その後、急行車へと改造され、1983年までに引退しました。
▼今回のエリアキャンペーンは9月13日から12月14日までの3か月の間さまざまなイベントが予定されています。この記念列車の運行をはじめ、「室生・赤目・伊賀神戸マルシェ」、12200系やかぎろひに乗車しての青山町車庫での撮影会やハイキングの実施などがすでに行われたり、今後企画されています。
▼今日大阪上本町地上ホームで見かけたのは、11時15分発の五十鈴川行き急行です。後ろは1420系の2両が連結されていました。偶然、普通で送り込まれているのを鶴橋駅で見かけて、大阪上本町まで追いかけました。
▼5200系は、1988年に2610系などに代る車両としてデビューしました。大阪線や名古屋線など運行距離の長い急行、快速急行及び団体専用車両として登場しました。座席は転換式クロスシートを採用しています。
▼近畿車輛の製造で、車体側面に連続窓、車体前面に曲面ガラスを採用した関係で、強度確保のため普通鋼製車両となっています。制御装置はGTO-VVVFインバータ制御で、主電動機は三菱電機製が採用されています。
▼1420系との連結面はこうなっています。同じ距離を乗車するなら、やはりクロスシートの5200系に乗りたいですね。
▼宇治山田行きの急行は最近は朝から午後にかけては「五十鈴川」行きになって、宇治山田からの延長運転を行っています。
▼このカラーリングだと、従来の5200系のツートンとは異なり、イメージがガラッと変わったように感じられます。そういえば、南大阪線の吉野行き特急「かもしか」も昔は、ブルーとクリームのツートンカラーでしたわ。
▼今日は思いがけず出会うことができたエリアキャンペーン車両のご紹介でした。では、今日はこの辺で。チャオ。
| 固定リンク
「関西私鉄」カテゴリの記事
- 近畿日本鉄道が新型一般車両を24年ぶりに導入。(2022.05.20)
- 観光特急「あをによし」運行開始から2週間あまり。(2022.05.15)
- 観光特急「あをによし」が運行開始。(2022.05.04)
- 観光特急「あをによし」の運転の詳細がわかりました。【近鉄】(2022.03.23)
- 終夜運転に団体専用列車「楽」を充当。【近鉄】(2021.12.28)
コメント
さっそくチェックされましたね(^^)。
私は通勤途上に見かけましたが、
実車は思いのほかインパクトのあるカラーに感じました。
投稿: るーと | 2014年9月22日 (月) 23時08分
るーとさん。
懐かしいカラーです。
昔の特急色ですね。
いまのとは全然違います。
投稿: kumoha313 | 2014年9月23日 (火) 08時33分