すでに世の中にはありませんが・・・【155系・プラ板キット】
▼週末はあいにく雨模様。先日から作業を進めてきたプラ板キットの色塗りはできません。色塗り段階まで来た今度の模型作りは、これです。グリーンマックの「国電155系基本4連セット(A)」。
▼修学旅行専用車両として製造された155系です。旧国鉄の準急用153系をベースにされています。高度成長期、ベビーブームにより、団塊の世代が修学旅行の時期を向かえました。当時は、高速道路も未成熟、新幹線も開通しておらず、いっぺんに多くの生徒を運ぶ専用車両が必要になっていました。
▼当時は、機関車の牽引する客車の時代ではありましたが、車両不足もあって、旧型客車で乗り心地も悪く、生徒たちには気の毒な時代でした。そこで、電車、しかも専用車両の開発が行われたのだそうです。
▼先頭車両の全面はパノラミックウインドウですが、低運転台で、屋根も低くなっており、165系などと比べての角ばった感じが少し異様に思えます。車体のカラーもライトスカーレットとレモンイエローのツートンカラーで、当時の国鉄の塗装の色の中では、鮮やかさが際立っていました。
▼コストダウンのため、台車も空気ばねではなく、通勤電車のコイルばねのDT21、TR62が装着されています。座席は多人数が収容できるよう、2席+3席の配置となっています。修学旅行生の荷物を収められるよう、網棚は座席の上に枕木方向に設置されていました。着脱可能なテーブルも用意されていました。
▼「ひので」、「きぼう」という愛称で運転されていたそうで、なんとも夢のある名前ではありますね。さて、今回は、朱色と黄色の鮮やかなカラーの修学旅行車両を作るのは遠慮して、湘南色の通常営業車を作ってみたいと考えています。
▼色塗りには、お天気の回復を待つしかありませんが、週明けも台風が近づいているようで、なかなか作業は進まないかもしれません。
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コメント
オリジナルカラーは見たことがありませんが、
何となくなつかしい気がしますね。
子供の頃図鑑やなんかで見ていたせいでしょうか。
投稿: るーと | 2013年10月23日 (水) 00時14分
るーとさん。
結構、どぎついカラーかもしれませんね。
今から考えると。
投稿: kumoha313 | 2013年10月24日 (木) 23時53分