ウグイス色の仙石線。【鉄道コレクション国鉄40系】
▼連休も終わってもう1週間が過ぎました。世の中は仕事モードに戻りましたかなぁ?こんな時期ですが、遅まきながら連休中にゲットしたもう一つの模型をご紹介しましょう。
▼ウグイス色が春らしく、鮮やかなカラーです。手に入れたの鉄道コレクションの「国鉄40系仙石線2両セットA」です。
▼仙石線は2011年の大震災で被害が出た宮城県の仙台と石巻を結ぶ路線です。以前の関西の阪和線や片町線のように、旧型国電が多く活躍していました。
▼この鉄道コレクションでは、クモハ54-109とクハ68-086がセットとなっています。まず、クモハ54ですが、この車両は、箱の解説によると、1941年に日本車輛で製造され、大阪鉄道局へ配備。半流形の車体で、ノーリベット半鋼製車体、ロングシートで作られ、戦後セミクロスシートに改装されています。もともとは、40系モハ60033とされていましたが、1953年の規定改正で、クモハ54-109へと改番されました。
▼その後仙石線へ転属し、ウグイス色に変更され、寒冷地仕様で押込型ベンチレーターに改造された姿を再現しています。晩年は大糸線へ移り、1981年まで運用されました。大阪鉄道局時代は、何色だったんだろう?
▼一方、クハ68-086のほうです。1938年に川崎車輛で製造され、クモハ54と同様大阪鉄道局へ配属され、仕様はクモハ54と同じで、改番も1953年に行われ、仙石線で運用されました。
▼パンタグラフの周りを拡大して撮ってみるとこうなります。パンタは鉄コレのままのプラスチックのものです。ヒューズ筒も上手く再現されています。
▼切り妻側の貫通扉の色分けも確実になされています。
▼さて、せっかくですから、グリーンマックスのプラ板キットで作った半流形の旧国と並べてみました。向こう側がブルーの半流型のキット。鉄コレはヘッドライトがガラスのはめ込みになっています。リアルに見えますね。
▼キットのものは幌を付けています。前面の窓の大きさが、鉄コレとは違って小さくなっています。微妙に違いがありますね。
▼パンタ周りを比べてみました。ヒューズ筒の位置が反対になっています。キットでは、パンタはPS13にしています。また、ベンチレーターは標準の丸形にしています。
▼鉄コレでは、車番なども貼られていて、リアル感が増しています。今後、Nゲージ化してみても面白いかなぁ。
▼仙石線は今度の大震災で甚大な被害を受け、復旧工事は進められているものの、まだ一部はバスの代替輸送が行われています。仙石線は103系の改造車や205系の改造車が運用されて独自のカラーを出して面白い路線です。早く全線復旧がなされることをお祈ります。
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コメント
やっぱり旧型国電には、
ぶどう色がいちばん似合うような気が…(^^;。
投稿: るーと | 2013年5月12日 (日) 23時04分
るーとさん。
ブドウ色ですか?
イメージ的にはそうですかね。
戦前のカラーがしますね。
投稿: kumoha313 | 2013年5月12日 (日) 23時32分