狭軌の近鉄特急。その2。【16000系】
▼近鉄南大阪線・吉野線の特急16000系を前々回取り上げましたが、今回は、同じ16000系でも初期の車両と後の車両ではだいぶ違いがあることをリポートします。それを第5編成と第9編成で見比べてみましょう。
▼両編成の先頭車両同士の連結部分を見ても、まったくわかりません。左が第9編成、右が第3編成です。
▼しかしながら、車内を覗いてみると、違いはよくわかります。まずは、第5編成は、デッキがなく、乗降ドアが直接客室内にあります。
▼第9編成では、デッキは客室とは独立してあります。
▼次に、車内の棚に注意してください。第3編成では、棚は網棚となっていて、重いものは載せられそうにありません。
▼一方、第9編成では、棚は網棚ではなく、枠が設けられて、多少の重いもので載せられるようになっています。
▼このような違いが、見た目でもわかります。しかし、走行中の編成を見ているのでは、ちょっとわからない差異かもしれません。
▼そのほか、第9編成の特徴としては、10100系「新ビスタカー」の部品を流用している車両だそうです。
▼第5編成は最古参になっており、新型の16600系が南大阪線にも運用されているので、今後は16000系の動向も気になるところではあります。

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