先発の博物館との違いはどうかなぁ?【梅小路に新鉄道博物館】
▼JR西日本の12月の定例社長会見で、梅小路に新鉄道博物館が2016年春に開業するとの発表がありました。
◎JRWのHP:http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/12/page_3027.html
▼開業は2016年春頃、運営方式は公益財団法人交通文化振興財団に委託、建物の概要は地上3階建て、延べ床面積約18,800平方メートル。気になる収蔵車両数は50両程度、その内訳はSL23両、新幹線6両、電気機関車4両、ディーゼル機関車4両など。総事業は約70億円。
▼特徴としては、隣接する梅小路蒸気機関車館を取り込むとともに、営業路線に隣接している地の利を生かして、梅小路の構内留置線を館内に引き込み、営業車両の臨時展示も行うこととしています。
▼「みる、触る、体験する」を重視した展示構成とし、車両工場・営業車両の展示、台車とバネの展示、新幹線や在来線タイプの運転シミュレーションの設置、ジオラマでの鉄道模型運転なども行う計画だそうです。
▼館内のパース図も掲載されていますが、車両は500系新幹線などJRWの過去の代表的な車両が展示されるようです。
▼梅小路エリアは、蒸気機関車館のほか、今年3月にオープンした京都水族館などが相乗効果を生んでいるようです。
▼発表された内容からみてみると、JR東の鉄道博物館、JR東海のリニア・鉄道館との差異はやはり蒸気機関車館の存在だと思えます。それ以外の展示内容は、リニア・鉄道館とそっくりで、こうした展示方法しかないのかなぁという感じです。
▼JRWとしては、東、東海、さらに弱小の九州にも先を越されて、なんとか鉄道館の開業を実現したいのでしょうか。立地条件は観光都市京都だし、新幹線の駅(京都駅)にも近いので、集客力は非常にいいでしょう。
▼テツマニアとしては、これまで比較的静かだった梅小路蒸機関車館が賑やかになって鉄道にさして関心のない子供連れがいっぱい増えるのは、ちょっと不安な感じもするのですが、いかがでしょうか。
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コメント
金沢でいまだ所在なくたたずんでいる最後のボンネットの
安住の地となるようですね。
完成したあかつきにはぜひお目にかかりたいと思っています。
投稿: るーと | 2012年12月24日 (月) 00時08分
るーとさん。
懐かしい車両も展示するので、
そういう意味では、楽しいかも
しれませんね。
投稿: kumoha313 | 2012年12月24日 (月) 00時42分
kumohaさん
ご無沙汰です。
博物館ができる話は1年ほど前に関係者から聞いていましたが、思ったより大きな規模なので、個人的には喜んでいます。
水族館は小さいので、1回切りですが。
身近に鉄道に触れられる機会が増えて楽しみです。人の少ない平日をねらって行きたいです。
投稿: kazunhana | 2012年12月25日 (火) 22時21分
kazunhanaさん。
お久しぶりです。
そうですか。早い時期に計画を
知っていたのですね。
蒸気機関車館と加えて、新たな展示館の
新設ということで、新たな話題ですね。
大阪の交通科学博物館がどうなるのか、
心配になってきました。
投稿: kumoha313 | 2012年12月25日 (火) 23時15分