夏は高野山で避暑でしょう。【南海21000系鉄道コレクション】
▼発売されてすでに何日か経っているので、無理かなぁと思っていましたが、J電機の店頭にまだありました。購入したのは鉄道コレクションの「南海21000系旧塗装 4両セット」。
▼以前、鉄コレでは、南海21000系旧塗装のほか、一畑電鉄3000系として、第三弾で先頭車パンタ付き及びパンタなしが単品で発売されていました。このときは、何が当たるかわからないので、同じシリーズの新潟交通2200系がよく当たりました。本当は南海21000系パンタ付きが欲しかったのですが・・・。
▼いまのところ、買ったまんまで、パンタグラフも車軸もNゲージ用に代えていません。そのままの撮影となりました。列車種別のHMは特急、急行、臨時こうやの三種類がありますが、まだ貼り付けていません。何がいいかなぁと思案中。
▼とりあえず側面を記録することにしましょう。まず、先頭車の21009。新入社員の時代に出先に所属して、本社まで出張の際には、よく堺東から難波まで乗車したものです。2扉で乗降には時間がかかるし、乗り心地もそれほどよいとは思いませんでした。
▼続いて、中間車の21008。実際に乗車した21000系はロングシートのものでした、南海の他の車両と比べると、山岳地帯まで走行する関係で車体の長さが17メートルしかなく、難波に近づくにつれて車内は大混雑でした。
▼3番目は、パンタ付き中間車21109。橋本から先、50パミールの勾配に対応するため、すべてが電動車であり、一方で平野部では高速走行にも対応しないといけないので、急勾配にも高速走行にも、焦点を変えられると言う意味でカメラにたとえて、「ズームカー」と呼ばれていました。
▼おしまいは、先頭車の21010。こちらはパンタなしの先頭車です。21000系は先頭車の前面は2枚窓の湘南型となっており、車内は網棚の下に読書灯があるのが、なんとも印象的ではありました。
▼以前の単品と比べると、貫通扉にはちゃんと塗装が施され、グレードがアップしています。21000系は1958年(昭和33年)に帝国車輌(後の東急車輛)で製造され、1997年まで南海で運行されました。
▼南海を引退したものは、島根の一畑電鉄や静岡の大井川鉄道に譲渡されています。筆者は二年前に、大井川鉄道で乗車しました。
▼このとき乗車したのは、21001と21002の先頭車同士の2両編成で、セミクロスシートの車輌でした。今回のモデルは、冷房化改造された21009編成で、ロングシート、クラーキセがグレイのプロトタイプとなっています。
▼大井川鉄道では、南海のままの塗装で運転されており、懐かしい雰囲気を味わうことができました。
▼今の新しい車輌と比べると乗り心地も悪いのですが、昭和の電車らしい雰囲気を備えた車輌の代表格と言えるのではないでしょうか。さて、時間があれば、パンタと車軸をNゲージ用に代えて、動力ユニットを装着して走らせてみたくなりました。
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コメント
湘南型ふうの前面2枚窓。
うーん、昭和ですなぁ。
投稿: るーと | 2012年7月 1日 (日) 23時56分
るーとさん。
最近は昭和風の車輌は
どんどん減っていきます。
コスト重視のステンレス車両ばかりですね…
投稿: kumoha313 | 2012年7月 2日 (月) 20時44分