加悦SL広場。その2。
▼丹後ちりめんの里でかつて活躍した鉄道車両を展示した「加悦SL広場」には、蒸気機関車のみならず、気動車、ディーゼル機関車、事業用車両などいろいろなものが集められています。
▼売店横には、キハ08形が展示されています。この車両は、1955年(昭和33年)国鉄60系木造客車オハ62130を盛岡工場にて鋼体化改造、1962年に苗穂工場で気動車化改造を施され、キハ40に形式変更、釧路に配属されていたもの(1966年キハ08に形式変更)を、1971年に加悦鉄道が譲り受け、翌1972年より営業運転を開始。
▼その横には、 キハ10形が保存状態がいまいちで展示。塗装がだいぶ剥げています。
▼「日本国有鉄道」、「帝国車輌・昭和31年」という標識がなかなか渋い。
▼加悦鉄道の最後まで走り続けた気動車。
▼それにしても、幌もボロボロ。。。何とかしてあげて。
▼元加悦駅舎のそばには2号機関車の横に、1261号蒸気機関車が展示されています。この機関車は1923年(大正12年)日本車輌製造製。1943年に加悦鉄道に譲り受けられ、1945年までニッケル鉱石の輸送、旅客輸送で活躍しました。
▼この機関車にはハブ3号形付随荷物緩急車が連結されています。この客車は1889年にドイツで製造され、九州鉄道、鉄道省、伊賀鉄道と変遷を重ね、1927年に加悦鉄道が譲り受け、昭和44年まで稼動していました。大阪万博にも出展されたそうです。すごいつわものですね。
▼続いては、ハ10形付随客車。1925年(大正15年)製で、伊賀鉄道発注の新車を加悦鉄道が譲り受けた車輌。昭和43年まで使用された長寿車輌です。当時は二等室と三等室に分かれていましたが、現役時代はとっぱられていました。
▼園内には転車台もあります。
▼まだまだあります。つづく。
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コメント
このキハ08、とても個性的なルックスで、
昔雑誌の写真で見て以来、すごく印象に残っています。
いかにも客車、という車体に無理やり気動車カラーを塗りたくり、
前面窓をはめ込んだあたりのちぐはぐさがポイントでしょうか(^^;。
投稿: るーと | 2012年6月11日 (月) 23時08分
るーとさん。
JR北海道のキハ141系みたいに
50系客車の改造なら
まだ、なんとか自然に
見えそうですね。
投稿: kumoha313 | 2012年6月12日 (火) 20時27分