国鉄末期からJR発足時の車両の営業運転終了。【東京方211系】
▼2012年5月末で、田町車両センター所属の211系はすべてE233系に置き換えられるそうです。211系といっても、関西の人間にとって、馴染みは薄いのですが、JRCによく乗車してきた筆者には、なんとなく馴染みがあります。
▼211系は、国鉄末期の1985年(昭和60年)に登場し、JR発足後も製造され、主に、JREとJRCで運用されてきました。
▼113系、115系に代わるフルモデルチェンジ車両であり、ステンレスの車体、ボルスタレス台車、界磁添加励磁制御による回生ブレーキなど、新開発の技術が盛り込まれた形式と言えます。
▼側面はステンレスで味気ないのですが、グリーンとオレンジの帯が少し味気なさを救っています。先頭車の顔の部分はFRPで成型されており、パンダ顔になっています。
▼登場から27年、早くも代替わりが進んでいるようです。特にJREでは更新が早いようで、東海道線からは撤退し、他の線区へ移るようです。
▼JREとJRCの211系では前面のデザインが若干異なり、JREの窓ガラスは左右が高運転台の仕様となっていますが、JECの前面は左の窓が大きくなって非対称となっているのが特徴となっています。
▼JREではグリーン車を連結していますが、それは多くが2階建てになっています。JRCでは211系のグリーン車は連結されていません。こうした点もJREとJRCの違いになります。
▼乗り心地は、113系よりは格段よくなっています。座席も主にはオール・ロングシートですが、バケットタイプで座り心地はいいですね。
▼JREでは、東海道線からの引退を記念して、「ありがとう211系電車で行く『急行 伊豆』の旅」が、5月12・13日の両日開催されたとのことです。同じ東海道でも、JRCではまだ211系は健在ですが、そのうち、313系が増強されていくにつれ、更新される日も近いかもしれません。
▼113系が引退して間がないのに、もうその次の次の形式が先輩の後を追ってきています。なんだか、時間の流れは速いようですね。。。
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コメント
確かこの型から近郊型のロングシート化が始まったような…。
個人的には東京在住時に走ってたので馴染みはあります。
当時は新型車両でした(^^;。
尾久の211は健在なら、
上野あたりではまだ湘南色の211が拝めそうですね(^^)。
投稿: るーと | 2012年5月14日 (月) 23時31分
るーとさん。
近郊型でロングシートは
なんだか世知辛いです。
JREの211系は
東北方面へシフトのようです。
投稿: kumoha313 | 2012年5月14日 (月) 23時36分