さよなら119系。【飯田線】
▼JR東海から飯田線の119系が今春引退すると発表されました。昭和58年(1983年)に飯田線に導入されて約30年。はや引退とは早すぎるといえば早いですね。
▼飯田線特有の短距離の駅間、線区が長距離で、短編成などの条件を満たすため、105系をベースに新たな型式が開発され、加速力と連続急勾配にも対応できる性能を有しています。
▼登場当時は天竜川の青色をベースにアルプスの雪の白色の帯を巻いていましたが、JR東海に移管されるとベージュ色にJR東海のカラーであるオレンジと緑の帯に変えられました。
▼運転席は高運転台で、パンダのように窓の周りは黒く塗られているのが特徴。トイレも装備さて、長距離にも対応しています。
▼JR東海では、今回の引退を記念して、3月10日から31日まで「ありがとう119ウィークス」と称して、記念乗車券(硬券)の発売、団体専用列車の運転などを企画しています。結構大々的に記念イベントを行うようです。
◎JR東海のHP
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000013855.pdf
▼記念乗車券は、絵はがき5枚と豊橋から辰野までの硬券がセットで3,570円。団体専用列車では、飯田・伊那市間の運転でツアー募集客のみ乗車が可能となっています。このツアー、往路は飯田駅まで「ワイドビュー伊那路」に乗車、飯田・伊那市間はお目当ての119系の乗り、復路はバスで木曽福島に向かい「ワイドビューしなの」に乗車するプランだそうで、JR東海の商魂逞しいこと。飯田駅ではデビュー当時のカラーの119系と現在のカラーの119系が並んで停車するとのことです。
▼また、ひとつ昭和のテイストの車両が消えていきます。119系の後継は213系や313系となるとのこと。313系は大好きな型式なので、119系の後釜だと聞くと複雑な気持ちになります。
▼最後に、消え行く119系を惜しんで、119系デビュー当初、現在、後継車両の313系との並びで締めたいと思います。
| 固定リンク
「JR」カテゴリの記事
- 315系が導入されて、JR名古屋駅在来線はどう変わったか?(2022.05.25)
- 「吹田総合車両所見学ツアー」になんと9,500円!(2022.04.07)
- ひっそりと引退したJR奈良線の103系。(2022.03.26)
- 特急「やくも」に新型車両投入。381系は引退。(2022.02.16)
- おおさか東線から201系が引退。(2022.02.01)
コメント
まぁ、このあたりの国鉄末期の廉価版車両は、
同じ末期でも205や211のような力作とはちがって
出た時点ですでに古かったので、
陳腐化するのが早くてもしかたないかも…(^^;。
投稿: るーと | 2012年1月17日 (火) 23時39分
るーとさん。
機器なども使いまわしだから、
引退が早いのも
仕方ないですかね。
実際に乗車したのは
3年前ですから、
ちょっと残念です。
投稿: kumoha313 | 2012年1月18日 (水) 18時39分