気がついていますか?連結部分の点灯。
▼最近、JRWの列車において、先頭車両同士の連結部分について、ライトが付けっぱなしなのに気がつきました。最初は、なにかミスで消灯されていないのかなぁと思っていましたが、全列車とも点灯しているので、これは意識的にやっているなぁと気が付きました。
▼下は、点灯前の225系と223系です。221系と223系との連結でも、湖西線の113系同士でも点いています。
▼これは、昨年12月17日に垂水駅で女性がホームを歩いているうちに、誤って先頭車同士の連結部分に落ちて亡くなった事故を契機にひとつの対策として実施しているのではないかと思われます。 この事故では、非常ボタンが垂水駅では十分な数の設置がなされていなかったことなども問題となっています。
▼列車の連結部分では、事故防止のため、多くの列車では落下防止の幌が付けられていますが、先頭車両同士では構造上難しいため、付けられていません。そこで、少しでも注意を喚起するため、ライトが点灯されるようになったと思われます。
▼キハ189系の連結部分です。落下防止の幌が付けられています。
▼313系の連結部分です。
▼しかし、キハ189系でも、先頭車同士では幌は無理です。
▼先頭車は形状が流線型のものが多く、幌を付けることが困難なようです。昔の大阪市営地下鉄のように、箱型の列車は大きな籠のような幌を付けていましたが、現在の列車ではちょっと難しいですね。
▼究極的には、ホームに落下防止の柵を設置することが望ましいのでしょうが、財政的な問題や列車によってドアの数が異なり、柵のどの位置にドアを付けるかなどの問題があります。
▼なかなか悩ましい問題ではありますが、少しでも事故を防止する試みのひとつということでしょうか。
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コメント
やはり理想はホームドアですが、全駅設置への道のりは、
費用面その他の理由で長く遠いものにならざるを得ないのが現状です。
それまでの間、鉄道各社には、有効な暫定的対策への取り組みが
求められています。
投稿: るーと | 2011年5月19日 (木) 00時22分
るーとさん。
ホームドアがいちばん安全ですね。しかし、撮りテツにとっては、ホームでの撮影が困難になるというデメリットもあります。
投稿: kumoha313 | 2011年5月19日 (木) 21時36分