381系による「こうのとり」の運行。
▼11日の大震災からもう11日経ちました。東北地方のJR各線はまだまだ復旧が困難のようです。関東地方では、計画停電の影響でJR、私鉄とも間引き運転や運休が続いています。
▼22日夜現在で、死者9100人、行方不明者1万8300名にのぼっています。また、避難者は26万8600人にのぼります。誠に心が痛みます。亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々の一刻も早い復旧が進むことを祈念するばかりです。
▼鉄道の世界では、少しは明るい話題も出てきました。不通になっていた東北新幹線のうち、新青森・盛岡間が運転を再開しました。これで、新幹線では、盛岡・那須塩原間、山形・秋田新幹線のほかは運転が行われるようになりました。
▼まだまだ、完全復旧にはほど遠い状況ではありますが、前向きに、明るいお話もしていかないと精神衛生上いけないかなあと思います。
▼幸い西日本以西では、大震災の影響もなく、鉄道は健在です。大震災の翌日の新ダイヤ改正での出来事を記録していきたいと考えます。
▼まずは、城崎などの近畿北部と大阪・京都を結ぶ在来線特急は、新型の287系が投入され、愛称も「こうのとり」に変わりました。しかし、まだ、旧型の183系は残っています。さらに、興味深いことに、振り子電車の381系が「こうのとり」として運用されています。
▼撮影日は土曜日の新大阪駅です。「こうのとり9号」、12時05分発をキャッチしました。天王寺駅では「くろしお」として見慣れた国鉄色の381系ですが、「こうのとり」として見るのは初めてです。「こうのとり」のヘッドマークも初めて。「北近畿」と比べてどうでしょう?下は大阪駅での「北近畿」です。
▼ヘッドマークをよく見てみると、愛称の北近畿がこうのとりに変更され、デザイン的には以前と同じもののようです。新型の287系にはヘッドマークがないので、速成で作った臨時的なものかもしれません。381系の運用も暫定的なもののようですし。
▼側面の行き先表示はこういう感じです。
▼車番の写真です。クハ381- 133。
▼ダイヤ改正で出現した助っ人の381系。こういう列車も見られるとは思いもしませんでした。今度は、287系の実物を拝みたいと思います。
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コメント
私もついこの前、381のこうのとりを見かけました。
とは言え、日立系の会社の被災により、
直流モーターのブラシ(シェア7割)が入手困難のため、
JR西は4月2日から減便するそうです。
各社への波及は必至です。
投稿: るーと | 2011年3月23日 (水) 20時27分
るーとさん。
大震災の影響はあちらこちらへ波及していますね。
まさか、電動機のブラシが不足するなんて!
投稿: kumoha313 | 2011年3月23日 (水) 23時01分