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N700系になにが起こったのか?

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▼昨夜、のぞみ56号が走行中に、異音がするとともに白煙が一部の車内充満し、新神戸駅で運転を中止しました。

▼報道によると、「車輪内側にあるアルミ製ギアケースが破損し、漏れた潤滑油が霧状になって空調から車内に吸い込まれたものという。ギアケースは動力を車軸に伝える歯車(ギア)を覆うカバーで、幅12.5センチ、長さ18.5センチにわたり欠落し、さらに約36センチもの亀裂が入っていた」(朝日新聞2010年3月4日)とのことです。

▼JRWのプレス資料によると次のとおりです。

平成22年3月3日午後8時40分頃、西明石~新神戸駅間を走行中に車掌から「車内巡回中に12号車(指定席)の車内で煙が発生しているため、新神戸駅で確認する」との連絡が東京指令所に入りました。
 その後、新神戸駅に停車した際、車掌と消防係員が床下の点検を行ったところ、12号車の台車の一部から油漏れが発生しているのを認めました。このため、当該電車は新神戸駅で前途の運転を取りやめることとし、ご乗車のお客さまには降車いただきました。

※油漏れが発生した台車は、車両に2つ付いているうちの東京方のものです。

※台車のうち破損した部品は、歯車箱(ギアケース)というモータの動力を車軸に伝達する歯車(ギア)を格納するケースでアルミ製です。

▼台車のモーターの動力を車軸に伝えるギヤケースの破損とはどういうことでしょう。アルミ製のケースそのものに欠陥があったのか、それとも、ギヤケース内部で何か不具合が生じたのか。

▼今回の事故発生は、最新のN700系で起こったので、ショックが大きいのではないでしょうか。ギアケースが破損することは極めてまれなことのようです。

▼ギヤケースの破損で、漏れた潤滑油が霧状になって室内に流入したので、火災の危険もあったかもしれません。

▼N700系が導入されたのは、2007年夏からですから、導入初期に起こる不具合といえばそうかもしれませんが、3年も経っています。ちょっと、心配ではあります。

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▼これから、徹底的に原因究明が行われるのでしょうし、事故を起したのと同型の車両の緊急点検も実施されることでしょう。

▼時速300キロで走行する新幹線。日本の大動脈の東海道・山陽新幹線を走る最速「のぞみ」として運用されるN700系。影響が大きいので、一刻も早く、事故の究明が行われることが望まれますね。

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コメント

動力伝達に歯車を使っているのは知っていましたが、
恥ずかしながら、その歯車が密閉ケース入りで、
中に充填したオイルで潤滑されているとは知りませんでした(^^;。

余談ですが。
非接点の交流モーターの時代になったのだから、
いっそのこと直接車軸をドライブしたらどうなんでしょう?
そしたらギヤはいらなくなるし。

もっとも、モーター自体がバネ下になるので、
乗り心地が悪くなるおそれがあるし、
モーターが直接衝撃を受けるので耐久性の面で
難しいような気もしないではありませんが。

投稿: るーと | 2010年3月 6日 (土) 08時50分

るーとさん。

動力伝達方式には、
1.直角カルダン式
2.つり掛けモーター式
3.平行カルダン式
があります。

今の主流は3.の平行カルダン式です。

直接車軸に動力を伝えるのは現実的でないのでは…
レールに与える振動が大きく、つり掛けモーター式と同様でもうひとつでしょうね。

これまで、ギヤケースの破断は聞いたことがないので、特異なケースなのではないでしょうか。

投稿: kumoha313 | 2010年3月 6日 (土) 09時35分

正確に言えば、車軸自体をモーターの回転子にしてしまう、
ということです。
うろ覚えですが、フリーゲージトレインの試作車に
そんなんがあったような…。

投稿: るーと | 2010年3月 6日 (土) 11時00分

るーとさん。

車軸自体をモーターの回転子ですか。

モーターの回転の振動が直接車輪に伝わるので、乗り心地に影響するし、なかなか実現は難しいのでは・・・

それに、車軸、車輪を通じてレールに直接荷重がかかるのも課題ですね。

投稿: kumoha313 | 2010年3月 6日 (土) 11時28分

遅ればせながら、wikiで調べてみました(^^;。
フリーゲージトレインの1次試作車GCT-01は、やはり、
この方式だったそうです。
あと、東のE331(京葉線を走ってる連接車のあれですね)も
この”車軸直接駆動式=ダイレクトドライブ方式”だそうです。
ということは、現状は実用化に向けて長期耐久試験中、
ということのようですね。

投稿: るーと | 2010年3月 7日 (日) 01時04分

るーとさん。

ほほう。
そういう新しい試みが行われているのですね。

びっくりです!

投稿: kumoha313 | 2010年3月 7日 (日) 08時21分

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