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JR東海さん、しっかりしてください。

▼先週金曜日の午後、横浜市内の東海道新幹線の架線が切れ、3時間半にわたって上下線が不通となり、15万人の足に影響が出ました。

▼JR東海のプレスリリースによると概況は、次のとおりです。

▼「1月29日13時49頃、品川駅~小田原駅間の上下線で停電が発生。調査したところ、新横浜駅~小田原駅間、(横浜市神奈川区羽沢町)下り線の補助吊架線が切断していた。」

▼「また、現地近くに停車していた『こだま659号(300系16両編成)』の屋根上を点検したところ、12号車パンタグラフが破損し、舟体はパンタグラフガイシオオイ内部、上枠は線路脇で発見された。」

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300系、先頭車

▼続いて、その原因についても触れています。

▼ 「1月27日の仕業検査後に、当該パンタグラフ舟体の取替えを実施した際に、当該車両12号車のパンタグラフ舟体と上枠の締結忘れにより、走行中に舟体がパンタグラフガイシオオイ内部に落下、上枠が上昇して補助吊架線を支える金具(補助アーム)と接触、補助吊架線が切断したと推定。」

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N700系のパンタグラフ。側面がガイシオオイ。

▼今夜のNHKのニュースでは、ことの顛末は次のとおりだそうです。

▼パンタの舟体を取り替えたときに、舟体をアームに取り付けるボルト4本全部を締めるのを忘れていたことによって、舟体がはずれ、アームが上がって、補助吊架線を切断したとのことです。

▼なんと、この事故の前に新大阪・東京間を走行していたそうです。大事に至らずに済んでよかったものです。

▼要は、取替える際の確認ミス。非常に単純なミスです。たった、4本のボルトの締め忘れで、新幹線が上下線とも3時間半不通となり、15万人に影響が出ました。

▼現場でなにがあったのか。JR東海では、今後の対策として、「部品の数量管理、作業記録の改良を実施する。」としています。作業手順としては非常に基本的なことです。

▼基本的な手順がなぜ出来なかったのか。掘り下げて分析して欲しいものです。

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700系先頭車、新大阪にて。

▼先週の事故のあった夜に映画「ハッピーフライト」が放送されました。その中で、故障したジャンボ機を整備した整備士たちが、慌てて自分たちの工具を確認し、ゴミ箱まで探している場面がありました。

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ボーイング767型機、伊丹空港にて。

▼結局は、工場見学に来ていた小学生が持ち帰ったことがわかって、ほっとしましたが・・・

▼飛行機の整備でも、工具一個が機体に残ってしまうことで、大事故を起すことだってあるので、こうした現場では、工具や修理した際の部品の数量確認は基本の基本なのです。

▼今回の事故は、気の緩み、弛みが出ているのかもしれません。二度とこのようなことが起こらないように、JR東海さん、頑張ってくださいね!

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コメント

どれだけ自動化、機械化を進めても、
必ず人間の手に頼る部分は残ります。
そして、そこに存在するヒューマンエラーの発生リスクを
確実に下げていくための取り組みが求められています。

投稿: るーと | 2010年2月 2日 (火) 00時38分

るーとさん。

ヒューマンエラー。
事故の大部分はこれに起因します。
交通機関にとっては、このリスクは
悩ましいものですね。

投稿: kumoha313 | 2010年2月 2日 (火) 22時02分

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