まだまだ国鉄型で頑張ってます!
▼東日本旅客鉄道では、京浜東北線での209系が1月24日に引退となりました。209系は、103系の後継車として、1993年から同線などに本格的に投入されていました。
▼209系のコンセプトは、重量半分・価格半分・寿命半分。税法上の減価償却期間を使い切るということで、メンテナンスも最小限にしていました。
▼209系では、廃車になる車両、他線区へ転属のなる車両などさまざまな運命のようです。国鉄型車両は、JR東日本では希少価値になりつつあります。
▼それに比べると、西日本旅客鉄道では、まだまだ、国鉄型車両が現役で頑張っています。103系、201系、205系。なんでもありです。ただ、原型を留めているものは少なく、戸袋の窓をなくしたり、ユニットの窓を改修したり、屋根のベンチレータをなくしたりした体質改善車が多数を占めています。
▼大阪環状線は、国鉄型車両の宝庫です。JR西日本は、JR東日本のお古を使い古していて、減価償却はとっくに過ぎています。メンテナンスに経費をかけても、なんとかペイするのでしょうか。
▼JR東日本のようにドライに減価償却期間を過ぎると、ポイと捨てないで、大事に使うことは、ケチといえばケチなんでしょうが、鉄道ファンにとっては、いろいろな形式が見られてラッキーです。
▼201系などは、東海道本線からの転属車両で、ブルーの塗装のままで、次に点検までは環状線のオレンジには塗り替えないままだったので、環状線にも色とりどりの電車が走りまわっていました。
▼関西線では、201系のウグイス色の車両が走っています。さらに、先頭車の前面には白い帯が塗られています。これは、JR西日本でしか見られません。秩父鉄道が保有する101系では、国鉄型のカラーでリバイバル塗装をしています。関東では、国鉄型車両が珍しいからでしょうね。
▼なにわともあれ、関西の鉄道ファンは、JR西日本のおかげで、まだまだ国鉄型車両とカラーを楽しめます。
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コメント
やっぱり103系低運車は見た目愛嬌がありますね(^^)。
乗ると振動・音量等最悪ですが…(^^;。
投稿: るーと | 2010年1月28日 (木) 23時31分
るーとさん。
国鉄型通勤電車は
切り妻でかまぼこみたいでした。
いかにも機能優先の顔でした。
それに比べると、最近の通勤型は
デザイン的にはよくなっていますね
投稿: kumoha313 | 2010年1月28日 (木) 23時40分