似て非なるもの
▼大阪駅をウロウロしているうちに、東海道線ホームへ。現在の主力の車両は、新快速、快速が221系、223系、緩行線が207系、321系になっています。
▼ひと昔だと、113系、117系、201系、205系が走っていたのに、もうあとかたもありません。113系は岡山、広島などへ。201系は環状線、関西線で改修されて運用されています。205系も阪和線へ移りました。
▼新快速、快速で運用される221系、223系。先頭車の顔はよく似ていますが、塗装が全然違います。221系は白を基調に関西急行色の茶色、ブルーの細い帯、ベージュの太い帯がデザインされています。
▼一方、223系は、ステンレス製で白色、青色、茶色の細い帯がデザインされています。先頭車の顔は221系と似ていますが、231系はライトが奥目になっています。
▼制御装置も221系が界磁添加励磁制御、223系はVVVFインバータ制御となっています。
▼緩行線用車両も隣のホームに停車中。207系と321系です。こちらも外形はよく似ています。先頭車はこれまでの通勤列車とは異なる特徴のあるフォルムです。
▼207系は当初ブルーの帯をまとっていましたが、忌まわしい宝塚線脱線事故のあと、オレンジと紺色の細い帯に変更されました。あの事故で、ステンレス車両の横からの衝撃に対する弱さがとても印象付けられてしまいました。そういうこともあって、塗装の変更があったのでしょう。
▼321系は宝塚線脱線事故後に207系の後継車両として製造されました。制御装置はどちらもVVVFインバータ制御です。車内には案内表示モニターが設置された点が大きな変化です。
▼事故後、はたしてこの形式は側面の強度を高めたのかどうか、その辺りははっきりしません。
▼221系も東海道線から他の線区へ転属になり、223系が増備されて、快速としても運用されつつあります。207系の後継である321系も増備され続けており、すでに207系は製造が終わって主力は321系に移っています。
▼さて、写真撮影も終わり、221系の快速で西へ向かいます。
(つづく)
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コメント
余談ですが。
旧国鉄の形式付番ルールでは、10の位は、
0:通勤型、1~3:近郊型で、
JR西も踏襲していたと思うのですが、
207の後継車を突如321と付番しました。
どーゆー心境の変化なんでしょう?
それとも321は東の231よろしく、
近郊型扱いなのかなぁ…?
投稿: るーと | 2010年1月23日 (土) 00時29分
るーとさん。
207系から321系。
イレギュラーな感じですね。
しかし、たぶん、近郊型への運用も
考えてのことだと思いますよ
投稿: kumoha313 | 2010年1月23日 (土) 00時47分