313ダイヤ改正【JR西日本】について思う。
▼2010年春のダイヤ改正がJR各社から発表されました。主な改正を見てみますと、JR西日本管内では、新幹線「のぞみ」が東海道・山陽直通の列車がすべてN700系になります。前回改正時の71本から101本に増えます。
▼北陸線の特急は681・683系による「サンダーバード」が増やされ、大阪・富山間10往復が683系の新製車両、大阪・富山間5往復が681・683系に、大阪・金沢間7往復が同じく681・683系となり、485系の「雷鳥」は、なんと、大阪・金沢間の1往復になってしまいます。
▼関空連絡の「はるか」は昼間の時間帯の6往復を臨時扱いとし、当分の間毎日運転することとなりました。
▼寝台特急「北陸」、急行「能登」が廃止となります。またまた、寝台列車の廃止が続きます。
▼嵯峨野線では、京都・園部間の複線化工事が完成することから、所要時間の短縮が実現されます。しかし、221系、223系に車両が置き換わり、113系、115系は姿を消すことになります。
▼最新の車両の増加、利便性の増大などは喜ばしいことではあります。一方、関西では今空港問題が大きくクローズアップされていますが、その中での「はるか」の昼間ダイヤの臨時化は、関空の活性化に水をさすような感じです。当分の間毎日運転とは、妥協の産物でしょうね。
▼今回の改正で一番印象的なのは、やはり新旧交代によって、これまで馴染みの深かった列車や車両が姿を消すことでしょう。寂しい限りです。これも時代の流れなのですね。
▼313ダイヤ改正では、JR西日本の改正が一番大幅なのではないでしょうか。そんな印象を持った改正の発表でありました。
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コメント
つい先日、なにわ筋線の検討会?が開催されたそうですが、
「はるか」減便の記事を見て、「ホントにやるんだろうか?」
なにわ筋線は、確か関空アクセスの位置づけだったはず。
投資額もかなりのものだろうし。
投稿: るーと | 2009年12月22日 (火) 00時20分
るーとさん。
関空にお客が来ないのはアクセスが悪いから。伊丹を廃止して、新大阪と関空をつなげばお客は増えるとの筋書きです。
確かにそうかもしれませんが、この狭い国にハブ空港は2つもいるのか。そもそもそこが疑問です。
投稿: kumoha313 | 2009年12月22日 (火) 00時34分